DATE : 22nd September, 2005 (Thu)
Live : Lawrence (Dial/Kompakt/Sender/Nova Mute), Koss (mule electronic)
DJ : DJ Koze aka International Pony (Kompakt), Toshiya Kawasaki (mule musiq)
PHOTOGRAPHER : Taisuke Koyama
TEXT : Kei Tajima (HigherFrequency)
現在世界中のクラブ・ミュージック・リスナーが熱い視線を注いでいるドイツ・シーンから、毎回最先端の音をクリエイトする プロデューサー / DJ を招聘しているパーティー kompakt night が、代官山UNIT で行われた。 イベント開催10回目となる今回のイベントでは、数々のプロデューサー / DJが "フェイヴァリット・プロデューサー" としてその名を上げているハンブルグ出身のDJ/プロデューサー DJ Kozeが、先日リリースされたアーティスト・アルバム "KOSI COMES AROUND" のリリースを記念して、Kompakt 傘下のレーベル Dial のオーナーとしても知られるプロデューサー Lawrenceと共に来日、リリース記念も兼ねたパーティーを行った。 1時間という短い時間でありながら、自らの音の世界を表現することに成功していた Lawrence の幻想的なライブ・セットに続き、DJ KOZE がステージに登場。さすがは耳の早いクラウドの集まる kompakt night、フロア前方に集まったクラウドの表情からも、DJ KOZE のプレイへの大きな期待が読み取れた。エッジーなエレクトロニック・トラックでセットをスタートした DJ KOZE は、ヒップ・ホップをベースとした自身の音楽的バック・グラウンドを象徴するような、見事なミックス・センスを披露。アルバム に含まれていた "Raw" とはじめとする、ファットなベースを貴重としたエレクトロニック音楽に、スクラッチなども加えながら、ジワジワと盛り上げていく。プレイ前に行ったインタビューでも、自分のプレイ・スタイルはただフロアを盛り上げるだけのテクノ・セットではないと断言していた DJ KOZE 、自らも愛して止まないのだろう(プレイしている本人がかなり音楽に浸っているのが伺えた)良質のエレクトロニック・ミュージックとそのスキルが十分に味わせてくれた。 | |
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ディスクレビュー : DJ Koze / Kosi Comes Around (2005/09/12)
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