HigterFrequency パーティーレポート

ENGLISH PARTY REPORT

Fatboy Slim

FATBOYSLIM PALOOKAVILLE TOUR with GRANDADBOB @ SPACE LAB YELLOW, TOKYO

DATE : 23th September, 2004 (Thu)
PHOTOGRAPHER : Mark Oxley / Official Site
* Fatboy Slim's Photos by Sony Music Entertainment
TEXT : Kei Tajima (HigherFrequency)



お祭り騒ぎにかけては、世界中どこを探してもこのDJの右に出る者はいないであろう。ミスター・パーティーDJ、FATBOY SLIMことNORMAN COOK。95年のFATBOY SLIM名義でのデビュー以来、ここ日本でも絶大なる人気を誇り、常にスター街道をひた走っている彼が、前作"HALFWAY BETWEEN THE GUTTER AND STARS"のリリースから4年ぶりとなる新作"Palookaville"のリリースを前に再来日。東京・大阪の2都市においてツアーを行なった。東京会場となったのはageHa@STUDIO COAST、そしてSPACE LAB YELLOW。計3日間に渡って行なわれたギグのチケットはすべて前売りソールド・アウト!当日の会場の壮絶な混雑が予想されたが、HRFQは、平日にもかかわらず"ノーマンが見たい!"という、濃ゆーいクラウドが集まりそうなSPACE LAB YELLOWでのレポートを決行した。

入場すると、DJ DUCK ROCKが、センスの良いロック・テイストたっぷりのブレイク・ビーツ・セットでフロアを盛り上げているところだった。日本人DJの中でも、FATBOY SLIMやSPACE COWBOYと共通したポップ・センスを持つ彼の選曲にフロアもかなり温まった様子。続いてトラックメイカー/DJであるDave JohnsonとVanessa Robinsonのヴォーカルから成るデュオ、grandadbobが登場。先日Normanのレーベル、Southern Friedから1stアルバムをリリースたばかりの彼らは、Armand Van HeldenやSpace Cowboyといった日本でおなじみのSouthern Friedアーティストのカラーとは一味違った少しビターなダンス・トラックを聴かせてくれた。

アルバムからの楽曲を30分ほどライブで披露すると、それからはDaveのDJセットに移行。ライブ・セットとはかなり雰囲気の違うアッパーなパーティー・チューンで、フロアにぎゅうぎゅう詰めになったクラウドを沸かせていく。Felix da Housecatの"Watching the cars go by"で颯爽とフィニッシュ・アップすると、いよいよ今夜の主役が登場。クラウドも一斉にフロアに詰め掛ける。ニュー・アルバム"Palookaville"からの楽曲を中心に、お馴染みのループ技やファンキーなパーティー・チューンでアッパーに攻めたて、クラウドも酸欠状態のフロアで、踊ったりジャンプしたりしてそれに答える。なにより驚いたのは、やはりノーマンの"音を聴かせる"センス。まだアルバムがリリースされていないのにも関わらず、それらを上手くミックスして、オーディエンスの脳裏に"FATBOY SLIMブランド"を焼き付けてしまうのはやはり大スターである彼の貴重な才能なのだろう。およそ二時間続いたショーは、終始ハッピーなパーティー・ムード満載のまま幕を閉じたのであった。それにしても、あんなにアロハシャツが似合ってしまうDJはノーマンくらいではなかろうか?再び彼のキュートな笑顔が見れる日を楽しみにして、会場を後にした。


Grandadbob
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Fatboy Slim
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