DATE : 19th September, 2004 (Sun)
PHOTOGRAPHER : Mark Oxley / Official Site
TEXT : H. Nakamura (HigherFrequency)
Sashaにその才能を見出され、Craig Richardsと結成したTyrant名義での活動を通じてそのキャリアを大きくステップ・アップさせてきたLee Burridge。特に、ロンドンのスーパー・クラブFabricにおいて、オープン当初から行ってきたレジデント活動は、Fabric隆盛について大きな貢献を果たしてきたのと共に、Leeの名声を不動のものにしたと言われている。そんなLee Burridgeが、アジア・ツアーの一環として久々に来日。3連休の合間となった9月19日、渋谷のWOMBでパフォーマンスを披露してくれた。 Leeと言えば、Tyrant名義で過去2作品に渡ってリリースをしたFabricシリーズや、Global Undergroundの傍系シリーズである"Nu Breed"や"24:7"などのコンピレーションで知られ、そのスタイルはどちらかと言うと、テック・ハウス寄りのタイトで無機質なサウンドが、淡々と続きながらも徐々にヒートアップしていくものであったが、今回のセットは超ど真ん中のプログレッシブ・ハウスによる構成。決してド派手な展開や、Renaissance風の様式美たっぷりの泣きのフレーズはなかったものの、疾走感溢れるトラックが連続する"ハマリ系"のトラックで、フロアは最後まで休むことなく盛り上がり続けていた。どちらかと言うと、テッキーで渋〜い大人の選曲を予想していた筆者にとっては、少々意外な展開ではあったが、真性プログレ・ファンにとっては何よりも楽しめるパーティーであったと言えるだろう。 | |
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