DATE : 14th, 21st, 28th October, 2005 (Fri)
Resident DJ : Jeff Mills
Guest Artist : Co-Fusion (14th), Scion (21st), Sub Space & Elektrabel (28th)
Photographer : STRO!ROBO
Text : Kei Tajima (HigherFrequency)
‘03年、’04年と2年間連続で行われた “Time Sensitive”に続き、今年も大盛況のうちに幕を閉じたテクノ界のカリスマ Jeff Mills によるレジデント・イベント “Contact Special”。"Time Sensitive" とは異なり、”未知との遭遇” という大きなパーティー・コンセプトをもと行われた今年のパーティーは、出演するゲストから音楽、ライティング、演出といった細部に渡って、ホスト役兼レジデントDJの Jeff によってプロデュースされており、これらの演出を通して、クラウドがいったい何に「コンタクト」することが出来るのか、兼ねてから高い注目を集めていた。 第一週目となる14日に出演し、普段よりもミニマルでエクスクルーシヴなセットを披露した DJ Wada と Heigo Tani による日本人テクノ・ユニット Co-fusion。そして第二週目となる21日に登場し、赤いライトをバックに、ダークかつハードなセット・スタイルを日本で初めて披露した Chain Reaction の Scion、全身黒づくめというインテリジェントな出で立ちで、嵐のようなミニマル・セットを繰り広げた Sub Space と、WOMB のミラーボールも顔負けの衣装を身にまといスペーシーな音楽を披露した Elektrable - Jeff によってプランされたコンセプチュアルなパーティーを共に演出するアクトとして選ばれたこの4組のアーティストによるステージングと、Jeff による時にミステリアスで、ディープなミニマル・テクノ・セット、それとは一転して、クラウドに恐怖心さえ抱かせるほどのハードで、ストイックなテクノという音の要素、そして、突如クラウドの頭上に現れる巨大なミラーボール、視界を失ってしまうほどのフォグ、連発される激しいストロボ…など、分刻みで展開がされていく演出の融合によって生まれた 「Contact =接触」。 音楽界きっての思想家、そして前進的なマインドをもつパイオニア Jeff Mills だからこそ実現できたこのイベント。このパーティーを経験したクラウドが何を発見出来たかは個人によって違うのだろうが、Jeff Mills が再び日本のクラブ・シーンの歴史に残る伝説を築き上げたことは間違いない。 ▼ | |
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特集 : Contact Special 2005
リリース情報 : Jeff Mills / Contact Special (2005/10/05)
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