DATE : 7 March 2009 (Sat)
SPECIAL GUEST DJ : Chase & Status (Ram Records)
DJ : DJ AKi, Velocity, Bassic & Expect
LOUNGE DJ : Techriders, Akr, Washikita, Harry, Shin a.k.a E.O
UNiCODE LOUNGE : Raymond(The Samos), Akaak, Ryohei, Oto, Megadrill(VJ)
VJ : Numan
PHOTOGRAPHER : STRO!ROBO
TEXT : Midori Hayakawa (HigherFrequency)
2001年からの歴史を誇るWOMBの看板ドラムン・ベースパーティー06Sが今回、"AUDIOVISUAL SHOWCASE" と銘打ち、パーティーを代表する DJ AKi と Pioneer のコラボレーション・ショーケースとして、DJ AKi が Pioneer のオーディオビジュアルミキサーSVM-1000とDVJ-1000を使い、WOMBの前方と側面の全3面に設置された大型スクリーンには映像を、そしてもちろんフロアには音(しかもオリジナル音源)を…と、つまりは一人ですべての空間を操るという信じがたいパフォーマンスが繰り広げられるとあって足を運んだ。
WOMBに到着した頃フロアはすでに超満員状態。DJ AKi の出番になり一歩足を踏み入れるやいなや、まず彼の人気ぶりに圧倒されてしまった。後に控えるゲストを前に、まさにこのパーティーの主役はこの人の他いないだろうと感じてしまった程。大きな歓声のもと、一つのショーの始まりを告げるかのようなそのパフォーマンスは、聴く側を緊張と高揚の絶頂まで持っていき、じらしながらもその膨らみ切った期待を一気に受け止め爆発させるといった感じ。一種の神がかった光景に後押しされ、思い切って群がるクラウドの渦へと飛び込んでみることに。疾走感溢れるサウンドを背にふと顔を上げると、一瞬にしてどこか別の次元へ飛ばされてしまった感覚に陥った。全方向から迫ってくるその大迫力の映像は、気がつくとクラブにいることを忘れさせる程。とにかくすごい衝撃!音と映像が完全に融合し合い、これも全てを DJ AKi 自らが操っているのだから納得である。DJ、VJ単体での考えしかなかっただけに、サウンド&ビジョンミキサーという物のすごさを改めて実感してしまった。 盛り上がりは終始ピークタイム状態のまま今回のゲスト、Saul Milton と Will Kennard からなる鬼才コンビ Chase & Status の Will へとバトンタッチ。2004年に彗星のごとく現われ一躍シーンでの話題を独占、近年では Andy C 主宰の Ram Records から数多くリリースするなど目覚しい活躍を魅せている彼等。DJ AKi の軽快かつグルービーな流れを保ちつつも、ボトム・ヘビーなビートを徐々に織り交ぜどんどんその空間色を濁らせていく。一定の低域に落ち着いたその安定感あるプレイを堪能し、ラストは再び DJ AKi がプレイ。 興奮冷め止まぬクラウド達に最後は笑顔で応え、06S "AUDIOVISUAL SHOWCASE" は幕を閉じたのであった。 | |
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DJ AKi Video Interview (2004/11/01)
関連リンク
Chase & Status Myspace Page
DJ AKi Official Site
Pioneer Official Site
WOMB Official Site