DATE : 20 March 2006 (Mon)
DJs : Tiesto, Yoda
PHOTOGRAPHER : Masanori Naruse
TEXT : Yoshiharu Kobayashi (HigherFrequency)
'06年こそ惜しくもその座を Paul Van Dyk に空け渡したものの、世界で最も権威のあるDJランキング、DJ Mag Top 100 で長らく1位を獲得し続けてきたオランダが誇るトランスのトップDJ Tiesto が、ミックスCDシリーズ "In Serch Of Sunrise" の最新作発売に合わせて、約2年ぶりの来日公演を行った。 ニューヨークのセントラル・パークやパリのユーロ・ディズニーランド、そしてアテネ・オリンピックの開会式でもプレイをするなど、クラブ・シーンの域を超えた規模で活躍するスーパー・スターDJのプレイを生で体験できるということで、各方面で大きな話題となっていた今回の来日公演。用意されていた1000枚の前売券は当然のようにソールド・アウトとなり、当日もオープン間もない時間から会場の前には長蛇の列が出来るほどの大盛況ぶりを見せていた。 Tiesto が登場する時間が近づいてくると、2000人収容可能というメガ・アリーナ ageHa のメイン・フロアは立っている場所を探すのも一苦労といった混雑となり、アリーナにつながる階段にまで人が溢れているほどだった。そんな中、Tiesto はトランス・アンセムにもなっている自身の代表曲 "Love Comes Again" などを間に挟みつつ、トップDJとしての貫禄たっぷりの迫力に満ちたプレイで見事にクラウドを惹きつける。一人のDJのプレイによって何千人ものクラウドが一体になる様は、通常のクラブ・イベントを超えた、まさに圧巻の光景であった。この夜、その場にいた人間は誰もが、世界のトップDJの圧倒的なスケール感の大きさを実感させられたに違いない。 | |
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