HigterFrequency パーティーレポート

ENGLISH PARTY REPORT

HigterFrequency パーティーレポート

BIRD's EYE VIEW 2009 @ 静岡市リバウェル井川スキー場

DATE : 25〜26 July 2009 (Sat〜Sun)
【OWL STAGE】
ACT : Miss Jools (Mobilee Records), Heinrichs & Hirtenfellner (Highgrade-Records), DJ Sodeyama(Archipel, No:More Rec), Loud One (Cross Gate), DJ Pi-Ge (Organza, Tres Vibes, Pan Records), Naka-G (Friskyradio, Pange, Epsilon, Saw@Air, Reveal), Matsunami (Tri-Bute, Funkanoid Sessions), Diskoman (Digitalblock), Sho-Hey+Joy (Octagon, KBJ), Shinya Okamoto (Reveal, Dial, Foureal Records), Yuyama Tsuyoshi (Reveal, Optima), Tsubasa (Re:plicante, Essence), Yoshihiro Tsutsumi (Precious, Grasshopper Muzic, Birds Eye View), Cakra (天竺, Elek Tribe), Hiroya Inako (Precious, Grasshopper Muzic, Birds Eye View)
VJ : Yashio Yonekura (Octagon, Reveal)
DANCER : Digi Sayo (Liven)

【SHOEBILL STAGE】
ACT : DJ Yoshio (In The Mix, UGP), Setsuna (Mixjuice, Vice Versa, KIL), Yu (Mixjuice, Vice Versa, KIL, Famfatal), Reijiro (Cube), Iori (Pure, Blafma), Yasu (Microsurf), Kitajima (Night Rider), Kako (Night Rider, F.C, Mind Scope), Polyphonique(GrassHopperMuzic,solid-music,Bird's Eye View) Digital Sato (Psycotro Beat, Psybeat), Katsu (Jajata), Heidi (Night Rider, Grass Hopper Muzic, Solid-Music, Bird's Eye View)
VJ : Cluster

PHOTOGRAPHER : Masaaki Sato
TEXT : Yuki Murai (HigherFrequency)




昨年よりスタートした新進良質野外パーティー Bird’s Eye View。個人的にパーティー周辺に知り合いも多く、今回は筆者含め、友人達も完全に前のめりで挑む覚悟を決めており、ゲストDJの一人である Miss Joolsの名古屋でのギグに参加してから会場へ向おう!というかなりの強行軍となってしまった。金曜深夜に東京を立ち、何とか名古屋の Club Colorsに着いたときにはラスト1時間弱。オーガナイザーの Tsutsumi 氏のクロージングセットを見守った後、そのまま車に戻って一路、会場入りとなった。

静岡市内から細くうねった山道を1時間以上上り、ようやく会場へたどり着くと、今いる地面の遥か下から雲が流れていく。車で来られてしまったのであまり高さを感じなかったのだが、実はかなり標高の高い場所だったようだ。天気は5分単位で変わっていき、山の下から上ってくる雲の中に時折すっぽり入ってしまうという不思議な体験や、お菓子の袋がパンパンになっているのを見て、ようやく山の上にいることが実感できた。

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危惧されていた雨は幸いたまにパラつく程度であったが、がっちりと組まれたメインステージの目の前が前日の雨でぬかるんでいて踊りにくいというちょっと残念なコンディション。それでもDJ達の熱演のお陰で盛り上がれたのだが、一人、また一人とテントへ戻ってはまた出てきて踊って…を繰り返す。そんなこんなで夜半過ぎ、もう一組のゲス ト Heinrichs & Hirtenfellner が登場。骨太なエレクトロニックサウンド、サンプルやカットインを多様した盛り上げは、ちょっと大人しい感じのアー写とは大違いのファンキーなキャラクターも手伝って寒さやぬかるむ足元も一瞬忘れかけたのだが、昨日の強行軍もたたってここで一旦、朝まで一休み。

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夜明け前、日の出を見るために同じテントの友達を誘って皆で高台に向かうと、同じ魂胆だったのか、夜間は暗くて見えなかった知り合いたちにも続々と遭遇。雲で出来た水平線がオレンジに輝き、見たことのないような細長い雲が現れた。それまで固めに盛り上げていたSodeyama 氏の音も変わり、完全な日の出仕様セットに。誰もが酔いしれ、上りだした朝日が雲海(この言葉が比喩表現にならないほど、本当に海に見える)を染め、遠くに富士山まで見えるシチュエーションに大満足!ようやくエンジンが掛かりだした。

続くMiss Joolsの「確かすぎる」硬派なテッキー・セットは貫禄の一言。夜間の寒さが嘘のように暖かくなり、照りつける日差しの下であちこちを回っては、飲んだり、食べたり、踊ったり…山の上で最高にピクニック気分、そこにいい音があるのだから楽しくないはずがない。ハイスピードで上ってくる雲が時折日陰を作っては流れていく。ちょうど、この時間には野外セットに定評あるDJたちが続けてブッキングされていたこともあり、音と自然の見事なコラボレーションをたっぷりと楽しむことができた。 ラスト近く、そろそろキャンプをたたむ頃に突然振り出した雨に焦り、その後は一気に片付けモードに入ったのだが、まだ高台側にいた友達が何かを見つけて走っていくのを追いかけていくと、とんでもない大きさのくっきりとした虹が!

谷底から虹が生えてきて消えるまで、そこにいた人達とこの時間を共有できた嬉しさに、全てがこの夏の素晴らしい思い出に変わっていくのを感じた。

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