HigterFrequency パーティーレポート

ENGLISH PARTY REPORT

HigterFrequency パーティーレポート

REBOOT @ AMATE-RAXI, TOKYO

DATE : 25 July 2009 (Sat)
DJ : Q'Hey, Mayuri, Takami
LOUNGE DJ : Hideyuki Ozaki, Michio, Parhelion a.k.a Julia
PHOTOGRAPHER : Gra (Graphic Manipulator)
TEXT : Haruka Kikuchi



Q-Hey 主宰、言わずと知れた日本で最も歴史があるテクノパーティーである。 Maniac Love のクローズ後は同じく青山の月見ル君ヲ思フに場所を移し、その後、AIRへと場所を移した。昨年の10周年では全国ツアーを敢行し、 確固たる地位を築き上げ、この11年間、沢山のオーディエンス達の足を絶えず動かし続けた。 そして11周年を期に AIR でのパーティーにピリオドを打ち、しばしの休息期間を経て、満を持して渋谷、Amate-raxi にて復活を果たした。 また、この日は、Metamorphose の主宰者としても知られる、日本のテクノシーンの女王、Mayuri のMix CD "A PIECE OF TECHNO" のリリースパーティーも兼ねており、とても中身の濃いパーティーとなった。

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オープンは23時、迎えるは Q-Hey。序盤は渋めの選曲で徐々に攻めて行き、この日を待ちわびていたオーディエンス達の肩を揺らす。先日亡くなった Michael Jackson の 'Thriller' の David Jones Mix が前半の締め、早い時間にも関わらず、大分暖まったフロア、次にブースに立ったのは Takami だ。彼といえば、いつもテンション高めのアッパーなプレイスタイルに定評がある。この日も期待を裏切る事無く、最高潮にフロアを盛り上げてくれた。彼のキラーアンセム 'Just Kick' (Carl Cox Remix) が流れた瞬間、オーディエンスたちの歓声があがった。何とも夏らしい、そして彼らしいプレイだった。そして、先程も触れた、Mix CDをリリースした女王 Mayuri のDJがスタートした。Takami 氏のアッパーなセットから、深み、渋みのあるミニマルセット。DJブースの両脇に張られたスクリーンにはおなじみM.M.M.のVJがしっかりハマっていて、聴覚、視角共に、持って行かれているのがスゴく良く分かった。深く、長く続く音の世界に誘われ、時が経つのも忘れひたすら踊り続けた。また、音の中の洗練された大人の女性らしい凛とした物も感じられた。

少し休憩をと思いラウンジに出てみると、ラウンジではミニマルを基調としたサウンドが流れていた。メインフロアは割とハードめなセットが続いていたのでクールダウンに丁度いい。久方ぶりの REBOOT の開催にオーディエンスは皆喜んでいた様子であちらこちらから乾杯している様子が伺え、パーティーらしいとてもピースフル な気持ちにさせてくれた。

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再びメインフロアに戻ってみると今度はオープンでプレイしていた Q-Hey が再びDJブースに立っていた。今度は先程より BPM が早めである。そして、Q-Hey の指も上がる、回る。彼の指が宙でくるくる回る時、それは Q-Hey、それからオーディエンス達のボルテージが頂点に達した時である。みんな とてもいい顔をしながら思い思いに踊っていたのが印象的である。時計の針は5 時を回り、B2Bの時間になった。一晩中乱舞したオーディエンス達はまだまだ踊り足りないようで、音が鳴り止むのを拒んでいる様子が感じ取れた。結局朝の6時近くまで宴は続いた。 毎回 REBOOT へ行く度に思う事なのだが、このパーティーは、DJ陣、オーディエンス共に、同じ方向を向きただひたすら純粋にテクノを楽しんでいる様子が ひしひしと伝わってくる。

同じ空間に居る人たちが、皆同じ想いで、同じ方向を向き過ごしているというのは、何とも居心地がいい物である。とても暖かく素敵なパーティーだ。数あるテクノパーティーの中で、11年間という長い間、本当に沢山のパーティーピーピルから支持され、愛されてきた理由がよくわかる。 これからも15年、20年と沢山の歴史を刻みながら進んで行って欲しいものである。本当に素敵なパーティーだった。 また、9月5日の Metamorphose での Q-Hey と Mayuri のプレイも本当に楽しみである

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