DATE : 04 February 2010 (Thu)
SPECIAL GUEST : SVEN VATH
DJ : KOICHI SATO (06, CROSSCOUNTER), ISAO SUDO (BLISSDOM RECORDINGS),
SETSUNA (MIXJUICE, VICE VERSA, KIL)
VJ : MARU
DANCER : 烏來KYOTO
Photo by mashimo
Text by Terumi Tsuji
クラバーなら一度は訪れてみたいパーティーアイランド、イビサ島。今やイビサの顔とも言えるモンスターパーティー "Cocoon Ibiza" の10周年を記念してリリースされた Mixアルバム "Sven Vath in the Mix The Sound of the 10th Season" を引き下げ、Cocoon 帝国の大ボス Sven Vath が大阪の地に君臨した。東京では毎年のようにプレイしている Sven だが、彼が前回大阪に来たのは何時だったか思い出せないくらい前の話だ。このチャンスを逃すと次はいつ大阪で彼を見れるか分からないため、次の日は朝から仕事にも関わらず早い時間から Onzieme へと向かった。
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23時頃フロアに到着すると、Onzieme、TRIANGLE、GRANDCafe、世界WORLD などの関西メジャークラブで活躍中の Koichi Sato がプレイ中。次に続く Sven を意識してか、普段よりもテクノ色の強い大箱セット。こういったビックルームサウンドは Onzieme というハコによく似合う。平日ということもあり、フロアがまだ淋しかったのがとても残念だった。 日付が変わったところで、Sven Vath にバトンタッチ。まだ疎らなフロアを見て、少し渋い表情を見せたがそこはプロフェッショナル。けして手を抜くことなく、一曲目から非常にドープな世界を創り上げていく。Sven に変わった途端に低音が体にスーッと浸透していくのが分かる。Sven = 派手なテクノというイメージを覆すような、シックなテックハウスでフロアを包み込んで行く。ブルーのライトと、ブースが見えないほどの濃いスモークの中で彼の音を聴いていると、5年前に行った Amnesia での Cocoon Ibiza に居るような錯覚を覚えてしまう。Amnesia のGOGOガールズに負けないのゴージャスなダンサーたちもいい感じだ。 | |
1時を過ぎる頃にはフロアもいい感じに込み合ってきた。仕事終わりで駆けつけたのか、スーツ姿のオーディエンスもちらほら見える。平日にわざわざ足を運ぶだけあって、オーディエンスから 「Sven の音を楽しみたい」 という真剣さが感じられる。オーディエンスの気持ちが Sven にも伝わったのか、Sven のプレイもドンドン熱気を増していく。Mixでも使われているトラックを織り交ぜながら、オーディエンスを手のひらで転がすようにフロアを操る姿は、さすが世界No.1テクノレーベル Cocoon Recordings の A&R こと Sven Vath! 女の子に笑顔を振りまきながら陽気にプレイするSvenの姿をみて、友人の1人がふとつぶやいた。「Svenってまるで海賊船の船長みたいだね。」自由奔放にブースを操る姿は、まさにフック船長ならぬスヴェン船長!是非とも2010年の Cocoon Ibiza のテーマは Pirates of Cocoon featuring Captain Sven and his friends にしてもらいたいものだ(笑) Sven そして Cocoon の底力を目の当たりにし、暫く封印していたイビサ熱が再発。また近いうちに必ずリアルCocoon Ibiza を体験することを自分に誓い、フロアを後にした。 | |
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INTERVIEW : Sven Vath (2009/02/01)
関連リンク
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