HigterFrequency パーティーレポート

ENGLISH PARTY REPORT

ONZIEME NEW YEAR COUNT DOWN '09 feat. PAOLO MOJO @ LIVE & BAR 11, OSAKA

DATE : 31 December, 2008 (Wed)
Guest DJ : Paolo Mojo (Renaissance)
DJ : Ko-Matsushima (Elektrojunkie), Yashima (Lime) ,Juse (Midnight Request), Mike Mckenna (06), Kenji Marui (06), Taku-Hero (Elektrojunkie), Hamanaka (Lime)
VJ : H2Kgraphics, Film Elephant
PHOTOGRAPHER : Eliu*
TEXT : Terumi Tsuji


’08年を締めくくる記念すべきパーティーのゲストはUKハウス界のライジングスター Paolo Mojo。過去に3度ほど来日しているが、大阪に登場するのは今回が初めて。カウントダウンの瞬間をフロアで迎えるために23時前にクラブへ向かった。


この日はカウントダウン・パーティーということで、Onzieme のレギュラーDJが勢揃い。カウントダウン担当は’08年の後半からスタートしたブレイクス/エレクトロパーティー 『06』 のレジデント Mike McKenna。Mike のアップリフティングなサウンドと窒素ガスの嵐と共に’09年が幕を開けた。’09年最初のDJは Onzieme の看板エレクトロ・パーティー 『Midnight Request』 の Juse。Mike と同様、派手なエレクトロトラックでフロアをこれでもかと盛り上げて行く。続く 『Electrojunkie』 の Ko-Matsushima も普段よりもアッパーな選曲で、「このままだと最後はどうなってしまうんだろう?」 と一抹の不安が横切ったのも束の間、『LIME』 のレジデント Yashima がヒートアップしすぎた流れを一旦リセット。渋めのテックハウスでゲストの Paolo Mojo へとバトンタッチした。


とはいえ、この日は年に一度のカウントダウン・パーティー。普段はクラブにあまり足を運ばないオーディエンスも多いことを即座に察知し、まずは万人受けしそうなテックハウスをプレイ。年末に来日した Sis の’08年のスマッシュヒット "Nesrib" から、Prodigy 'Smash My Bitch Up' や X-Press2 の 'Lazy' などの懐かしいトラックを盛り込んだパーティーセットを披露。しかし大晦日とあって初詣に出かける人も多いのか、3時をすぎる頃にはフロアに少し余裕が出てきた。そしてここから Paolo の本領発揮タイム開始。グルーブ感タップリなハウストラックの連続で、著者のダンス中枢は刺激されまくり。年末の怒濤のパーティーラッシュで体は疲れきっているはずなのに、ジッとしていることはもはや不可能。良質の音には体が自然と反応してしまうようだ。初詣よりも音を選んだダンスフリークたちに向けてプレイされた最後の2時間は本当に素晴らしいものだった。そしてラストには自身の名曲 '1983' を披露。楽しそうにプレイする Paolo の笑顔と美しい旋律にノックアウトされてしまった。極上のサウンド共に新年を迎えることができ、幸先の良いスタートとなった。’09年はどんな素晴らしい音と出逢えるのか非常に楽しみだ。

 



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