HigterFrequency パーティーレポート

ENGLISH PARTY REPORT

SAZA*E NEW YEAR COUNTDOWN '08 and SAZA*E GRAND FINAL @ SAZA*E, OSAKA

DATE : 31th December, 2007 (Mon)
GUEST DJ : Santos, Alex Dolby
DJ : Wicked!, Lime, Infinity, Digitation, Access All Area, Ko-Matsushima
PHOTOGRAPHER : Eliu*
TEXT : Terumi Tsuji



’04年7月にオープンして以来、大阪のクラブシーンを常にリードしてきたクラブ Danceteria SAZA*E が、’07年の大晦日で幕を閉じた。当日は、大阪クラブシーンの歴史に残るであろう SAZA*E のグランドフィナーレを見届けようと、大勢のファンが詰め掛けた。


SAZA*E のハウス番長こと「Wicked!」チームの華麗なるハウスチューンと、SAZA*E 名物ともなった人工雪のシャワーで’08年がスタート。毎回趣向を凝らしたコスチュームでオーディエンスを楽しませてくれたダンサー、この日のために特別に用意された3台のレーザー、そして頭上に輝くミラーボール。まさに「豪華絢爛」という表現がピッタリの SAZA*E のダンスフロアーで踊っていると、この3年半の間に体験した数々のインターナショナルDJ、そして素晴らしいパーティーの思い出が走馬灯のように駆けめぐり、思わず目頭が熱くなってしまった。

大阪に良質のプログレッシブサウンドを紹介してくれた SAZA*E の看板パーティー「Lime」のレジデント Yashima、そして先日の John Digweed でも見事オープニングアクトを務めた Ko-Matsushima、ファンキー&アッパーサウンドの「Digitation」、「Infinity」チームに続いて登場したのは、1人目のゲストDJ、Alex Dolby。Global Underground 所属の彼らしく、繊細で透明感溢れる王道プログレッシブハウスで、少々ヒートアップしすぎていたフロアーをしばしクールダウン。少しスペースに余裕の出来たフロアーで気持ちよく音に浸ることに。


そしてラストは、イタリアの名門ダンスレーベル Mantra Vibes が誇る Santos。4時半からラストまでのロングセットだったため、彼お得意の派手目なブレイクスのみならず、落ち着いたエレクトロやハウスまで織り交ぜた貫禄のプレイを披露。Alex Dolby でチルアウトしていたオーディエンスも再びフロアーに戻り、早朝とは思えない盛り上がりを見せた。

オープン当初から頻繁に通っていたクラブだということもあり、感傷的な気持ちを抑えることができず、筆者は6時前にはクラブを後にしたが、宴は8時近くまで続いたという。最後には振る舞い酒ならぬ、振る舞いシャンパンまで登場し、最後の最後まで SAZA*E ファンを喜ばせてくれたようだ。今まで沢山の夢と感動を本当にありがとう。

 



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