DATE : 17th August, 2008 (Sun)
DJs: DARREN EMERSON, MASON, FANTASTIC PLASTIC MACHINE, SILVA, TECHRIDERS, ARK
KO-MATSUSHIMA, JUSE, YASHIMA + more.
PHOTOGRAPHER: Eliu*
TEXT: TERUMI TSUJI
お盆休みの最終日、心斎橋のクラブ「ONZIEME」を手がけるVITHMIC MUSIC主催の豪華なフリーパーティーが須磨ビーチで開催された。前日までの「曇りのち雨」という天気予報に反し、当日は青空が広がる最高のビーチパーティー日和となった。3時頃ビーチに到着すると、最近大阪でも人気急上昇中のTECHRIDERSがテッキーなブレイクスをプレイ中。フリーパーティーとは思えない本格的なステージそして音響&照明設備に心が躍る。フロアーの周りにはドリンクなどの屋台の他、「STOP AIDS」や「ごみゼロ関西」のキャンペーンも行われていた。あまりの暑さに少し怯み、ビーチステージに隣接する海の家「PURE」にてしばし涼むことに。PURE内にもDJブースが設置されており、こちらにはONZIEMEで活躍中のローカルDJがプレイ。様々なジャンルの音が楽しめるよう工夫されていた。
太陽が少し傾きだした4時半頃、オランダ出身の気鋭エレクトロ・ハウスDJ/プロデューサーMASONがメインステージに登場。オールドスクールなエレクトロを中心としたセットと海風が合わさってとても心地よい。’06年の大ヒットトラック”Exceeder”も勿論ドロップ。しかもサビの部分で次の曲にスイッチするなどニクい演出を見せてくれた。続いて本日のメインDJ、Darren Emersonがスタート。元Underworldの中心核であり、UnderwaterレーベルのA&Rとしての実力を見せつけるような貫禄のプレイでオーディエンスを煽っていく。太陽が沈み、真っ赤な月が顔を出し始めると、「パーティーはまだまだこれから!」と言わんばかりのヒットチューンのオンパレード。Chemical Brothersの”Hey Boy, Hey Girl」からUnderworldの”Born Slippy”が掛かった時のフロアーはまさに狂喜爛漫、ロックフェスのモッシュピット顔負けの盛り上がりを見せた。 宴のトリはFPMことFantastic Plastic Machine。お得意のラテン調ハウスからテクノまで祭りに相応しいアッパーなセットにオーディエンスも大満足。しかも終盤にはまさかのUnderworld「Rez/Cowgirl」をプレイ最後の最後までフェス・モード一色の一夜となった。このフリーパーティーが、須磨ビーチでの夏の風物詩になって欲しいものだ。 | |
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