DATE : 5th August, 2006 (Sat)
DJ & Live Set : Kevin Hedge & Josh Milan (Blaze)
DJ : Yasushi Ide
Special Guest Live Set : Chieko Kinbara
PHOTOGRAPHER : Asuka Hirayama
TEXT : Yoshiharu Kobayashi (HigherFrequency)
昨年、イギリスの名門ハウス・レーベル Defected Records の記念すべき100タイトル目を
Barbara Tucker をフィーチャーしたトラック 'Most Precious Love' で飾り、その変らぬ人気と実力を証明してみせた
Josh Milan と Kevin Hedge からなるベテラン・ハウス・ユニット Blaze が、同曲をタイトルに据えたベスト的な内容の日本編集アルバム
“Most Precious Love:Blaze Essentials” のリリースに併せて2年ぶりとなるジャパン・ツアーを敢行。東京の会場となった
Space Lab Yellow では、ライブ、DJ、そしてバイオリニストの金原千恵子との共演で、押し寄せたファンを存分に楽しませてくれた。 まずは、スペシャルゲストとして登場した金原千恵子が DJ とバンドを引き連れてライブを行い、ピアノ・ハウスの上を流れる流麗なストリングスから、ロックのギター・ソロのような激しさを持ったフレーズまで、変幻自在なプレイでハウスやクラシックの枠に留まらないサウンドを聴かせると、オーディエンスは熱狂的な反応でそれに応える。そしてライブの後半には Blaze の Josh がゲストとして登場し、Blaze がプロデュースを手掛けた金原千恵子のトラック ‘Time To Love’ などを共演して、クラウドを更に強烈な興奮へと導いていった。 | |
続いて披露された Blaze による DJ セットでは、ソウル / ファンク・クラシックスのような美しいサウンドと、激しい抑揚で込み上げてくるような迫力を持つサビのフレーズが一体となって深い感動を呼び起こす名曲 'Most Precious Love' や、珠玉のバラード 'Time To Love' を披露して、更に混み合ってきたフロアが溢れんばかりの熱気に包まれると、Kevin の DJ と Josh のヴォーカル / キーボードによるライブへと突入。20年近くもある長いキャリアの間に積み上げてきた珠玉の名曲の数々を惜しげもなく次々とプレイし、フロアに強烈な印象とカタルシスをもたらしていったのであった。 DJ、ライブ、そして異ジャンルとの共演と、あらゆる場面で圧倒的なパフォーマンスをみせてくれた Blaze。 彼らがただのハウス・ミュージシャンたちとは一味も二味も違った魅力と高い実力を持っていることを、この夜はその場にいた誰もが感じ取ったに違いない。 | |
関連リンク
Space Lab Yellow Official Site
King Street Sounds Official Site
New World Sounds International Official Site