HigterFrequency パーティーレポート

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渚音楽祭 2009春<大阪> @ 舞洲スポーツアイランド(A広場), OSAKA

DATE : 29 April 2009 (Wed)
ACTS : Francois K, Shing02, Disco Twins, Sugiurumn, 1★狂, Damage, Turtle Island, Indigo, Soft, Altz, Diaichi, Ree-K, Funky Gong, Mamico Ametsub, Sawa, Chu*, Saru, Ecstacy Boys, ノゲ☆タロウ, and more
PHOTOGRAPHER : Eliu*, Kotaro, Kuro, High Chee's(Sou & Sai & Hara)
TEXT : Terumi Tsuji



ゴールデンウィーク初日、渚音楽祭 春2009<大阪>が開催された。当日は、野外フェスを待ちわびていたダンスフリークの気持ちを反映したような快晴。青空の下で音を楽しむべく著者も早い時間から会場へと足を運んだ。

各ステージの位置を把握するためにも、まずは会場内を散策。最初に目を引いたのが今回から追加になった<波>と<森>の2ステージ。「エキシビション」 をテーマにした<波>にはモンゴルの遊牧民の移動式テント"ゲル"が建てられてあり、中は占いやシシャ(水タバコ)が楽しめるチルスペースとなっていた。会場の真ん中にもう1つのステージ<森>を発見。ベンチや巨大ブランコ、カラフルなデコレーションで彩られたおり、「渚公園」と呼ぶのに相応しい憩いの場となっていた。また、FM802ブースではエコアクションの一環として Lovearth Camp と題し、自転車を漕くことでエネルギーを供給する自転車発電機や、その電気を使って当日の様子をブログでアップするコーナーが設置されており、エコをより身近に感じることが出来た。


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音楽以外にも楽しみが沢山あるのが渚の魅力ではあるけれど、やはり 「踊らなければフェスは始まらない!」 ということで早速音もチェックすることに。まず向かったのは前回の秋に引き続き、春も登場のゲイステージ<虹>。前回はドーム型のテントで外から中が見えない作りになっていたが、今回は全てをさらけ出したオープン型のブース!GRAND Cafe をメインに活躍中のゲイパーティーNo.228のクルーを中心に、クオリティーの高いテックハウスでフロアーを盛り上げていた。ただ青空の下で見る Gogo ボーイズの赤裸々なダンスは、著者には少々刺激が強すぎました...(笑)

しばらくすると隣接する<雲>ステージから激しいビートが聴こえてきた。黒山の人だかりをかき分け、ステージの中心に辿り着くと円形に陣取ったジャンベ軍団を発見。出演者以外にもジャンベを持ったオーディエンスがどんどん集まって来て、50人以上のジャンベ軍団が出来上がっていた。ジャンペのプリミティブなビートと、所々に入る雄叫びに自然と体が動いてしまう。今回は20分強の短い即興ライブだったが、非常に心に残る内容だった。

<雲>ステージから802ブースへ移動すると、浴衣にねじり鉢巻のオジさま、そして腕に赤い花飾りを付けたオバさまたちが大集合。奄美大島で行われる「奄美皆既日食音楽祭」にも出演するいっちゃりょん会が、奄美大島の伝統的な踊り「8月踊り」を披露していた。いっちゃりょん会の人たちが楽しそうに踊るの姿を見て、輪の中に入って行くオーディエンスも続出。雲のジャンベ集団に続き、プリミティブダンスの醍醐味を堪能することが出来た。

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夕陽で会場全体がオレンジ色に染まり、辺りが暗くなり始めた頃から各ステージがまた別の顔を見せ始めた。レーザーやブラックライトで光る蛍光色のデコレーション、カラフルなライティングにVJなど、ステージごとの個性が光っている。キラキラ光る会場は、まさに音と光のワンダーランド。<太陽>では Body & SOUL でもお馴染みの、Francois K. がプレイ中。彼のプレイを聴くのは数年振りだったが、想像以上にテクノ色が強いのに驚かされた。'70年代後半からシーンに君臨し続けている彼ならではの貫禄のプレイだった。

大阪アンダーグラウンドシーンをリードする Flower of Life がオーガナイズする<星>ステージでは、サイケデリックなライトとレーザーがデコレーションに見事に映し出され、Flower of Life 特有の世界観が出来上がっていた。Altz の奏でるグルービーなディスコハウスと光の魔法にしばし酔いしれた。

最後に向かったのは Ree.K がプレイする<雲>ステージ。ティーピー型のステージの中にもレーザーが投影されていて、非常に幻想的な空間になっている。立体的なデコにVJの様に自由自在に動くレーザーが合わさって映像に釘付けになってしまう。そこに Ree.K のアシッディーなテクノが融合しフロアーを熱狂させた。そして8時半、オーディエンスから拍手が絶えることのないまま渚音楽祭 春20099 <大阪>は幕を閉じた。3年目を迎え、新しいことに挑戦し続ける渚音楽祭<大阪>の今後に、ますます期待したい。

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