DATE : 06 April 2006 (Thur)
DJs : Felix Da Housecat, DJ Marshal, DJ Hash
PHOTOGRAPHER : Mark Oxley Official Site
TEXT : Yoshiharu Kobayashi (HigherFrequency)
'01年にリリースされた "Silverscreen" が世界中のクラブで大ヒットとなったことにより、 Tiga や Fisherspooner と共にエレクトロクラッシュ・ブームの火付け役として名声を博したシカゴ出身の超売れっ子 DJ/プロデューサー Felix Da Housecat。その後もファンクやニューウェイヴ等を取り入れて音楽性を広げていき、幅広い層からの圧倒的な支持を保ち続けているダンス・ミュージック・シーンの巨人である。そんな彼が、去る4月6日に新高輪プリンスホテルで行われたイタリアのプレミアム・カジュアル・ブランド Diesel の '06秋冬ファッション・ショーのアフター・パーティーのためだけに来日し、何とも贅沢な夜を演出してくれた。
David Bowie や Franz Ferdinand といったグリッターなロックンロールがミックスされた音楽が流れる中で行われたロック色の強いファッション・ショーが終わると、ホテルのエントランスへと繋がるオープン・スペースでアフター・パーティーがスタート。ファッション・ショーの雰囲気や直前にロック・バンドのギグが入ったことを意識したのか、Felix は Soulwax 'NY Lipps' といったロック寄りの曲からプレイを始めた。 一般的なアフター・パーティーであれば DJ は場の雰囲気を彩るための BGM 的なものになりがちだが、そこは Felix、 思い切りのよい堂々としたロック/エレクトロのセットで、アルコールの入ったグラスを片手に会話に花を咲かせていたショーのモデルや関係者たちを見事に踊らせてみせた。気付けば、DJ ブースの周りを囲い込むように人だかりが出来ており、Felix もご満悦の表情で次々とキラー・チューンを投入していく。まるで今がファッション・ショーのアフター・パーティーであることも忘れさせるほどの盛り上がりを見事に演出し、大物としての貫禄を私たちにたっぷりと見せ付けてくれたのであった。 | |
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