international news_2008.09.10
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) Translated by Ryo Tsutsui (HigherFrequency)
ベルリンのスーパークラブ Tresor が3Dサラウンドに対応した256チャンネルの新しいIOSONO sound system を10月の一ヶ月間試用するとのことでお知らせしたい。
同クラブのチーフ Dimitri Hegemann によるとこのサウンドシステムは10月6日にはインストールされることになっているとのことで、すでに Blake Baxter, John Acquaviva, Umek, DJ Rush といったDJやアーティストにはサウンドシステムを使いこなすためのチュートリアルが配られているそう。 Dimitri ははじめての試みとなるのでどのような結果となるかは予想もつかないが、もし実際に効果的だった場合は継続してそのサウンドシステムを使用すると明言している。
IOSONO 側の広報によるとこのサウンドシステムはヘリコプターがゆっくりとフロアを旋回して飛び立つといった音響的効果を忠実に再現することができるとのこと。
また Dimitri は今回のトライアルは、まだ旧発電所を利用した敷地の90%が未使用のまま残されている同クラブの今後の進展の一つの要素で、順次敷地の利用に向けた開発を進めていくと話していて、まず2009年の春には中央部のアートスペースを利用したフロアをあけることを予定しているとのこと。これまで懸案となっていた非常出口やスプリンクラーの設置に関しても新たに建築技師チーム Heinrich Schulte-Frohlinde の参加により解決に向っているそうで敷地の整備が本格的に進められるようだ。
さらに継続して新たなパートナーも探していると明言しつつもこれらの活動を支える資金面の準備にもメドがついたため、 Tresor のトッププライオリティである未使用部分の開発に本格的に着手していくことになるそうだ。
IOSONO のワールドプレミアは10月8日に Tresor で開催。
また8日〜10日の日中には各種ワークショップやプレゼンテーションも行なわれるとのこと。
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