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international news _ 2006.09.25

白熱するUKレイブ戦争

Text by Jonty Skrufff _ Translation by Terumi Tsuji

先日リトルハンプトン警察は、フリー・パーティーのオーガナイザーに、今後もパーティーを開催し続けるようであれば、ASBO(反社会行動禁止令)を発令せざるを得ないとの文書を送った。またアルデルン近くのブレイクハーストでは、警察がパーティーの準備中に押し入り、サウンド・システムを没収した。

先週の土曜日、何台もの不振な車を見かけた地元住民が、慌てて警察に通報したところ、すぐさま警官がやってきて、音楽が始まる前にパーティーを中止させたようだ。Mark 主任警部は Littlehampton 新聞にこう語っている。

「自分勝手にレイブを開く人たちは、自分たちが遊びたい時に、遊びたい所でパーティーする権利があると思ってるようですが、それは完全に間違っています。我々の元には、近隣の農家に張り巡らした優れた「監視システム」を通じて多くの情報が寄せられてきます。他にも熱心なパトロール隊や、地元の農家や地主と一緒になって働いてくれている「レイブ監視グループ」など、地域の安全を取り戻す事に力を入れています」

他にもレイブ取締りのニュースを少しお伝えすると、バンク・ホリディの週末に、サフロン・ウォルデンで野外パーティーを楽しんでいた3人の若者が、警察の手荒な取締りによって逮捕された。彼らは「警察はあまりにも大げさに考え過ぎだ」と地元警察協議会へ訴えている。

Sam Tuxworth 22歳は、Graham Stubbs 地方警察長官に次のように話した。「ただ音楽を楽しんでいる人たちの所に、200人もの警察官を送り込むなんてどうにかしてるよ。機動隊が乗り込んで、パーティーにいる人を殴る必要がどこにあるんだい?転びそうになった女の子を助けようとした人達まで攻撃するなんて、本当おかしすぎるよ。こういったレイブには10回位行ってるけど、あんな重装備をした警官が乗りこんで来るのなんて始めてさ。彼らが来るまでは、とっても楽しい平和な空間だったんだ」