international news _ 2006.09.11
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)
ニューヨーク警察が“度重なるアルコールとドラッグ違反”をしたとして、マンハッタンのスーパークラブ Spirit に不意の襲撃をしたことが AP 通信によって伝えられた。
Spirit は今年の3月にも同様の襲撃を受け、短期間の間クラブをクローズに追いやられており、クラブのオーナー John Blair は困惑の様子をみせた。
「彼らは正当なプロモーターをビジネスから追いやろうとしているのさ。これじゃあビジネスをしようにも高すぎるし、危険だからね」Blair は一回目の襲撃の後、このように語った。
「こんな状態じゃ期間限定のクラブしか生き残っていけないよ。ああいうクラブは危険なんだ。お客のことなんかお構いなしで、お金を稼ぐことしか考えてないからね」
Skrufff のニューヨーク記者 Matt Kalkhoff は、「一度こういった襲撃が起こると、人々は他のクラブを選ぶようになってしまうと思うんだ。メガクラブと呼べるクラブは一握りしかないけれども、中箱や小箱クラスのクラブ他にも山ほどあるからね。人々には選択の余地があるんだ」
「ただ、Spirit のあるウェスト・チェルシーに今後何が起こるのかな?警察は周囲のクラブやクラウドを潰そうとかなり真剣みたいだしね(住人やクラブのオーナーは随分前から文句を言っていたんだ)。最終的に、この襲撃がどんな影響を与えるかは待ってみないとわからないのさ」
Village Voice のダンス・エキスパート Trish Romano は、27th Street West Side のクラブ街を“軍国化したパーティー・ゾーン”と表現し、日に日にエスカレートする警察による手入れについて語った。
「まず衝撃を受けるのはサーチライトね。Tenth や Eleventh通りの端に設置してあって、まるで映画のセットみたいに空を照らすの。まるで昼間のようよ」
「“偽造IDの使用は法律違反です”って字が流れる大きな電子ビルボードが飾れらていて、周囲には数えられないほど多くの警察が街中をうろうろしてるの。“安全にクラビングする方法”を書いたフライヤーを撒きながらね」