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Seb Fontaine

international news _ 2005.09.29

Seb Fontaine - "プログレッシヴ" ハウスを非難

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)

イギリス人DJ Seb Fontaine が先週、彼が一度は支持したプログレッシヴ・ハウスを、「ナンセンスで退屈」と非難した。

「一時期、いろんな人からプログレッシヴ・ハウスのCDが送られてきた時期があったんだけど、それを聴くたびに手首を切ってしまいたくなったほどだった。本当にクソつまらない音だよ。ダンス・フロアでプレイされてもまったく雰囲気が出ないしね」

彼のこのようなコメントは、先週オーストラリアの3D World に対して、現在でもプログレッシヴ・ハウスを支持する考えを示した Nick Warren のコメントと明らかな相違をみせていた。

「俺はいつまでもプログレッシヴ・ハウス DJ さ。プログレッシヴ・ハウスとは、常に前進を続けるダンス・ミュージックなんだ。今は一時的にエレクトロが盛り上がっているけど、俺はスタイルを切り替えたりはしないよ。中には面白いトラックもいくつかあるけど、ほとんどのトラックはエネルギーに欠けてると思うんだ」

Skrufff とのインタビューの中でも、"エレクトロ"という言葉を使うのを意識的に避けていた Seb (自らのスタイルを "エレクトロ・ハウス" と称しているらしい)だが、現在のフェーヴァリット・アーティストについては、Tiefschwarzだと応えた。

「Tiefschwarzは素晴らしいし、他にもエレクトロニック系のかなり良いトラックがたくさんリリースされてる。僕にはちょっとミニマルすぎるトラックもあるけど、ああいうサウンドは今年の夏でさらに広く認知されるようになったんじゃないかな」

「エレクトロ・ハウスのおかげで、フロアの活気が甦ったような気がするんだ。あのベース・ラインが入ってくると、クラブ全体が盛り上がるのさ。プログレッシヴ・ハウスなんて必要ないよ」

元Radio 1のDJ だった彼は、昨年ラジオ局を去ってからというもの、精力的にツアーを行っている。近日には、初となるタイでのギグを控えているという。

「インターネットが発達したおかげで、世界がもっと身近になったと思うんだ。音楽的な面でも、タイを世界の裏側として考える必要はない。どの国のクラバーも、オンラインで同じ音楽を聴いているんだから」

「新しい場所でプレイする時は、いろんなタイプの音をプレイするようにしてるんだ。でも、タイはまったく初めての場所ってわけじゃないしね。それに、最近ではどの国のクラバーもすごく音に詳しいよ」

Seb FontaineはバンコクのFlix RCAで11月3日にプレイ予定

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