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John Taylor

international news _ JONTY SKRUFFF _ 2005.09.08

最近のロンドン・クラブ事情 - エレクトロ VS ミニマル・テクノ!?

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translated by H.Nakamura (HigherFrequency)

ロンドンで人気のエレクトロ系パーティー" Punx Soundcheck"を手がける DJ/プロデューサー John Taylor が、今週 Skrufff とのインタビューに応じ、次回行われる彼のパーティーでは、「巷で流行っていると言われるミニマルなテクノ・サウンドではなく、エレクトロ・サウンドだけをプレイすること」を強調した。

「数年前、オレたちがやっていたスタイルは典型的な"エレクトロ・クラッシュ"だったんだけど、最近ではエレクトロ、エレクトロ・ハウス、エレクトロ・テクノって感じで細分化してしまった感じだ。でも、どんなスタイルであれ、エレクトロの感覚さえあれば、オレたちにとってはどうでもいいことなのさ」と John は語る。

更に「最近は、多くの人がミニマルなテクノ系サウンドに傾倒しているみたいだけど、正直に言って個人的にはピンと来てないんだ。いろんなDJがこの手の音をプレイしているのも聴いたことがあるんだけど、エッジがなくてつまらないっていうのがオレの感想かな」と、クリック/ミニマルを中心としたテクノ・サウンドに傾倒する最近のシーンに対して疑問を投げかけた。

また John は「最近のロンドンのクラブ・シーンが全体的につまらなくなっている」と指摘し、その理由を次の通りに語っている。

「最近はすごいパーティーが始まったかと思ったら、すぐに終わってしまったりして、そのサイクルもかなり早いものになっている。だから、みんなどのパーティーに出かければ良いのかわからなくなっているし、プロモーターの方は、充分な固定客を確保することが出来なくなっているんだ。勿論、Computer Blue や Trailor Trash、そしてFamily といった成功を収めているエレクトロ系のパーティはあるよ。でも、3年前に比べると、確実にロンドンのシーンのクオリティは下がってきていると思うね」。

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