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Dance Music Hall Of Fame

international news_2004.09.09

ダンスミュージック版 "ホール・オブ・フェイム"が登場

ダンスミュージックのシーンにおいて偉大な実績を残したり大きな貢献を果たしてきた者に贈られる、ダンスミュージック版のホール・オブ・フェイム =「ダンスの殿堂」が、この度新たに設立される事になり話題を集めている。この殿堂の委員でもあるTommy Boy Entertaimentの会長David Silvermanは、今回の設立に関して「ダンスミュージックは、その勃興期から殆どの音楽関連メディアや業界の専門家から大いに無視され、切り捨てられてきた。ラップやヒップホップのように、今日のポピュラーミュージックの礎を築いてきた伝説的なプロデューサーやアーティストはたくさん居るにも関わらず、その功績は殆ど認識されていないんだ」と述べている。

今後は毎年恒例のセレモニーとなるこのホール・オブ・フェイム。その記念すべき第一回において見事殿堂入りを果たす予定になっているのは、Barry White、The Bee Gees、Donna Summer、Giorgio Moroder & Pete Bellotte、Tom Moulton、Larry Levan、David Mancuso、そしてTee Scottと、ダンスミュージック・ファンであれば誰もが一度はその名前を耳にした事のある、偉大なビッグネーム達ばかりである。

セレモニー自体は、9月20日にNYのSpitirにて開催され、ゲスト・パフォーマーとしてThelma HoustonとEvelyn "Champagne" Kingが、それぞれ自身の大ヒットシングル曲"Don't Leave Me This Way"と"Shame"を披露すると言う豪華なプログラムが予定されている。また、1000人を超えるダンスミュージック業界の関係者がパネル審査員として参加、その中にはJohn "Jellybean" Benitez, Joey Carvello, Mel Cherin, Michael Ellis, Dimitri from Paris, Frankie Knuckles, Jurgen Korduletsch, Brad LeBeau, John Luongo, Guy Moot, Vince Pellegrino, Cory Robbins, Pete Tong, Cary Vance, Louie Vega, Pete Waterman そしてJudy Weinsteinなどと言った錚々たる顔ぶれが含まれている模様だ。

ダンスミュージックは元々ストリートのエネルギーと、体制への批判精神などを糧に生まれてきたもの。これからも業界の妙な力関係や政治なしに、純粋に殿堂入りを選んでいって欲しいものである。


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