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international news _ 2007.10.17

DJ Mag Top 100 で不正が発覚

Text by Ryo Tsutsui (HigherFrequency)

最も権威のあるランキングとして毎年熱い注目を集めている DJ Mag Top 100 で投票における不正が発覚し、Christopher Lawrence や DJ Dan, The Flash Brothers など数組が失格となった。

’98年よりインターネットによる投票を行なってきた DJ Mag だが、不正を調べるため去年までは他者に依頼し、コンピューターで自動集計していた投票を、自分たちの手で集計していった。その中で同一のIPアドレスから50回以上投票されているものに関して調査をおこなったとのこと。

その中で去年のランキングで4位と5位と、ランキングの常連であった Christopher Lawrence と DJ Dan の不正が発覚したが、これらのケースではセキュリティを回避するシステムが組まれ、同一のIPアドレスから50票以上の投票が20回以上にわたって繰り返されていたとのことで衝撃が走っている。

またこれらの著名DJ以外にも投票セキュリティを回避するために技術者を雇っていた事例などが数例報告されているそう。

DJ Mag Top 100 はDJの人気のバロメーターとして国際的にも注目が高いが、その順位がその後の活躍に大きく影響することから、投票を呼びかけるキャンペーンをおこなうDJも多く、必ずしも現実の人気と実力を反映していないパターンも生まれてきている。

今回の調査をきっかけに同ランキングが健全化に向かうことができるのか、動向を見守りたい。

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