international news _ 2006.10.27
Madonna と Moby が Fabric で入場拒否？!
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Terumi Tsuji
先週、豪華ゲストを迎えての７周年アニバーサリー・パーティーを開催したばかりのロンドン老舗ナイトクラブFabric。オーナーの Keith Reilly は、世間を騒がせているセレブリティー・カルチャーに対して批判的だ。
「セレブ人気だけじゃなく、新しいモノばかりを追い求める今の風潮が気に入らないね。そしてそれに踊らされてる人たちを見ると可哀想になるよ。今の子供は、１８歳までにアイドル番組に出演できなかったり、イビザのクラブに行ったことがないと、自分は負け犬だと思ってしまうんだ。ちなみに僕はイビザに行ったことは１度もないけどね」
普段は控えめな彼だが、ロンドンにおけるセレブリティー・ブームにはいささかご立腹なようだ。そして巷で噂になっている Madonna と Moby 締め出し事件についても話してくれた。
「 Madonna をドアで追い返したことはないよ。しかも３回もだなんて。本当バカげてるよ。 彼女をクラブから締め出したことはないけど、彼女のリクエストを断ったことはあるんだ。だってボディーガードとデッカい付き人を引き連れて、VIP ルームの半分を占領しようとしたんだぜ。そんな横暴な態度は許せないよ。僕たちにとってはMadonna よりも、音楽を楽しむためにわざわざ Norwich から自転車で遊びに来てくれるクラバーの方がよっぽど大切だよ。実際にそういう子が居たんだ。踊るために何時間もかけて自転車で遊びに来てくれたんだよ。凄いと思わないかい？それに比べ Madonna は最初から音楽なんて興味なかったのさ。エントランスで皆の注目を浴びたかっただけなんだ。「私を見て!!」ってね。うちのクラブには Andrew Lloyd Webberや Bono、それに Keither Sutherland など沢山の有名人が遊びに来るけど、みんな普通にフロアーをウロウロして楽しんでくれてるよ」
また、NY 出身のポップスター Moby に関しても怒りが隠せないようだ。
「いまだに『俺が誰か知ってるだろ？』的な馬鹿げた態度をとる客がいるんだ。Moby がいい例さ。 エントランスで彼が『俺のことを知ってるか？』と聞いてきたから、『ええ、存じております。でも当クラブへのご入場はお断りさせて頂きます』って言ってやったんだ。彼はうちのスタッフにとても失礼な態度をとったんだ。職業や稼ぎで人を見下すような連中は決して許せないよ。大事なスタッフをコケにするヤツはそれが誰であれ、僕のクラブではお断りさ」
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