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international news _ 2006.10.12

DJ Magazine が消滅の危機!?

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)

Future Publishing が一ヶ月中に彼らの出版する有名クラブ系雑誌 DJ Mag を売却、もしくは出版中止することを明らかにした。これは同時にもし売却先が見つからなければ、10月末にも雑誌がその歴史に終止符を打つことを意味する。

雑誌の編集者 Lesley Wright は、このような出版社の決定が「突然下された」と話したものの、この歴史的雑誌の生存に対して前向きな考えを強く示した。

「既に様々な会社と売却についての話し合いは進んでいるし、DJ Mag のスタッフにしてみれば、通常のビジネスとなんら変わりないことだわ。それに今は DJ Mag の Top 100 DJs で大忙しなの。一年で一番大きい行事だからね」

しかしながら、ある上層部のスタッフは Skrufff に対して「あまり売れそうな見込みはない」と話し、DJ Mag の創始者でビジネス・チーフである Charles Ward は「時間の問題だ」としかコメントしなかった。

新しい Skrufff の投稿者 Dave Clarke は、このような DJ Mag の危機をメイン・ストリーム音楽が支配する UK のクラブ・カルチャーの責任だと話した。

「最近ではニッチなジャンルが個々に繁栄していて、こんな健全なダンス・ミュージック・シーンは今まで見たことがないくらいさ。そんな状態においても雑誌が無くなってしまうということは、ダンス・ミュージック・シーンがいかにダサい奴らによって操られてきたかを示してるんじゃないかな」

「これって結構悲しいニュースだと思うよ。DJ Mag は人騒がせものとは一味違ったUK でも一番職人らしい雑誌だと思っていたし、シーンに長く君臨してきた雑誌だからね。でもインターネットの便利さが今の世の中にはフィットしているのかもしれないな。しかも彼らの DJ Top 100 には嫌気がさすんだ」

一方 Judge Jules は Dave より思いやりのある意見を Skrufff に語り、「DJ Mag がなくなってしまうなんて信じたくないな」と話した。

「DJ Mag はダンス・ミュージックと DJ にとって欠かせないバック・ボーンなんだ。早く買い取り手が見つかって雑誌が継続することを願いたいよ」

Future Publishing は 10月末のDJ Top 100 スペシャル号を含む2冊の DJ Mag をリリースする。

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