international news _ 2006.10.06
The Future Sound Of London がベストアルバムをリリース
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Terumi Tsuji
エレクトロニック・アンビエント界のパイオニア的存在である The Future Sound Of London が長年の沈黙の末、遂にベストアルバム'Teachings From The Electronic Brain'を完成させた。先日発売となったこのアルバムには、Wighomy Brothers や King Roc のリミックスも収録されている。
ファーストシングル'Papau New Guinea'の大ヒット以降、彼らはメインストリームからしばし姿を消していたが、その理由はフロントマン Gary Cobain のスピリチャルな考え方に関係しているようだ。２年前のインタビューで、Gary は Skrufff にこのように話している。
「金儲けのためにレコードを作ることに興味がなくなったんだ。もっと（気持ち的に）豊かな生活をしたくなったのさ。こんなことを言うと「何気取ったこと言ってるんだ？」と思われるかもしれないけれど、僕には"未来を見る力"があると信じてるんだ。でもこれは僕だけじゃなく、皆が持ってるパワーだと思うんだ。「将来こんな風になりたい」という目標を常に頭に描いておけば、イメージする自分になれるはずさ」
「人生は素晴らしいものだって気づけば、もっと人生は豊かで楽しくなるのさ。でも多くの人はそれに気づいてない振りをしてるんだ。そのことを考えるのが面倒なのさ。幾ら働いてもお金が貯まらない。お金を稼ぐには今以上のリスクを冒さなきゃいけない。いくら信仰深くなっても、結局は家を売り払って、ロンドンをから離れなきゃいけない。色んな人と働いて、様々な考え方があることを知ってやっと皆気づくんだ。「苦労があるからこそ人生は面白いんだ！今までなんて窮屈な考え方をしてたんだろう！人生って素晴らしい!!」ってね」
「お金にはあまり執着してないよ。今のシンプルな生活が気に入ってるんだ。もし僕の考え方を非難する人がいれば、彼らの元を離れて、僕に共感してくれる人と過ごすまでさ」
そして最後に Gary はこのように付け加えた。
「失敗することを恐れず夢を追い求めるんだ。そうすれば自ずと道は開けるはずさ」
'Teachings From The Electronic Brain'は Virgin Records より絶賛発売中。
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