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international news _ 2006.10.04

Luke Slater-ブルースに挑戦

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Terumi Tsuji

UK のテクノスター Luke Slater が、4曲入りニューシングル’Head Converter’でボーカルを担当することが明らかになった。またライブではフル・バンドの起用も考えているという。このことについて、彼は次のように語っている。

「最近はツアーや新レーベル Mote-Evolver の立ち上げで忙し過ぎて、曲作りからは少し遠ざかってたんだ。でも今回のシングルは僕がずっとやりたかったことなんだ。'02年にアルバム’Alright On Top’をリリースして以来、ずっと新しいことに挑戦したいって思っていて、けして’Freek Funk(‘97年リリース)’の頃のような音には逆戻りしたくなかったんだ。今はライブでプレイするがとても楽しいし、今年の夏もいくつかの大きなフェスティバルでライブセットを披露したよ。フルバンドと一緒にプレイするのが大好きだから、今回のシングルも実際のライブに近いサウンドにしようと思ったんだ」

スクラッチーな Luke のボーカルとギターがフィーチャーされたエレクトロ調のこの新曲は、これまでの作品よりもエクレックティックな音に仕上がっている。昔から彼は、自分の音が1つのジャンルにカテゴライズされることを嫌っており、5年前におこなったインタビューでもこのように話していた。

「テクノに捕われるのはナンセンスだよ。だって僕は クラブDJ なんだから。'02年にリリースするニューアルバム’Alrignt On Top’では、元 Aloof のシンガー Ricky Barrow をフィーチャーするつもりさ。今まではどちらかといえば抽象的な作品を書くことが多かったけど、Ricky はもっとストレートに物事を伝えようとするんだ。例えば「もう俺のことは放っといてくれ。今は何も手につかないよ」といった感じにね。彼にはとても影響を受けてるよ」

「ラブソングの多くは悲しい曲だと思うんだ。 恋の痛み は、幸せな時よりも愛について多くを物語ってるし、愛を失った時の悲しみこそが 愛 そのものだと言えるんじゃないかな。変わってるかもしれないけど、僕はいつもラブソングの ダーク な一面を見てしまうんだ。そこに隠された深いドラマに感動させられるのさ」

Luke Slater ‘Head Converter EP’は Mote-Evolver レーベルより11月に発売予定。

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