international news _ 2005.10.11
Text by : Nick Lawrence _ Translation by : Kei Tajima (HigherFrequency)
国際商業団体 IFPI のレポートによると、2005 年上半期の物質的な音楽セールスは、昨年と比べて 6.3 %減少し、アメリカで 124 億ドルという非常に低い売り上げ値を記録したようだ。この急降下の原因としては、CD 本体の価格の減少や、DVD ミュージック・ビデオの売り上げの減少、また、違法ダウンロードもこの減少の原因として挙げられている。
しかし、物質的な音楽セールスの減少とは相反して、デジタル・ダウンロードにおけるセールスは急上昇している。2005 年上半期のセールスは 200 %増加の、7 億 9 千万ドル。これは同時にデジタル・ダウンロードが全世界の音楽セールスの 6% を占めることを示しすというから驚きだ。
しかし、このようにアメリカ(200%)やイギリス(900%)などが、個々の国の大きな売り上げ増加率を発表する中で、デジタル・ダウンロードにおいて 一番大きな売上額を記録したのが、なんと HigherFrequency のホームとなる日本であり、そのセールスはトータルで 13.3 億。また、そのうちの 96% が携帯での音楽ダウンロードからの収入であるということだ。
これらの数字によって、アナログからデジタルへの急速な変動が証明されたことは間違いないと言えるだろう。