international news_2004.10.27
BBC Radio 1 の創設以来、その看板DJとして活躍してきた名物DJ John Peel氏が、旅行先のペルーのリマで心臓発作のために死去した。享年65歳。
60年代には、イギリスの海賊ラジオ局のDJとして活躍し、その後BBC に所属することになった同氏は、常に鋭い感覚でシーンを先読みし、70年代には他局のDJたちは全く興味すら持たなかったパンクロックをプッシュ。その後のシーンの大ブレイクに大きく貢献したことで、コンテンポラリー・ミュージックの権威として大いに名を上げたイギリスのラジオ界の重鎮中の重鎮であり、その早すぎる死にイギリスの音楽業界は大きな衝撃を受けている。
Radio 1のコントローラーであるAndy Parfitt氏は、「John Peelは放送界における伝説であり、彼の死は私自身を含めたRadio 1の全てのスタッフにとって大きな悲しみである。Johnがその40年近くにも及ぶキャリアの中でポピュラー・ミュージックの発展に及ぼした影響と貢献の大きさは計り知れない」と哀悼の言葉を寄せている。
心からご冥福をお祈りしたい。
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