domestic news_2004.10.08
既に音楽制作関連サイトなどでは話題となっているが、CubaseやDigital Performerと並ぶ、音楽制作ソフトLogicがメジャーアップグレードを行い、Logic 7として11月初旬に発売されることが発表された。
元々このソフトを製造していたEmagicがアップルコンピューターにより買収され、その動向が注目されていたが、今回のパッケージから燦然と輝くアップルのロゴと共に、遂にメジャーアップグレードを果たすこととなった。今回のアップグレードでは、新種のソフトシンセが3つ加わって合計34種類となり、標準装備されるプラグイン・エフェクトも70種類に増加。また、約100箇所にも及ぶ機能向上が図られており、同社の人気ソフトGarageBandでも好評だったお手軽ループ製造機"Apple Loops"が標準装備されていたり、チャンネルやパラメータの全設定を保存して、別のプロジェクトで流用出来る「チャンネルストリップのリコール機能」が加わったりと、ダンス系のプロデューサーにとっては、かなり重宝する機能が盛りだくさんとなっている模様だ。
その他にも、CubaseでいうところのVST System Linkに相当すると思われる「オーディオの分散処理」機能がついていたりと、ほぼ時流に沿った形の機能が全て搭載されている風に見受けられる。あとはWindows版が出て、VSTに対応してくれれば言うことはないのだが…。まぁ、これは無理な相談と言うところだろう。
むしろ心配なのは、Cubaseのアップル離れかもしれない…?と、かく言う筆者もWindowsに乗り換えた裏切り者の一人なのであるが、このLogic 7には相当心を揺り動かされているのは事実である。
関連リンク