international news_2009.11.06
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Shogo Yuzen
ルーマニア出身のエレクトロ・テックのプロデューサー The Model は、先日 Hell が主宰する Gigolo からリリースされた "Vampire Funk EP" について、このリリースの背景にあるというインスピレーションとして、子供の頃によく墓場で遊んでいたという経験を語ってくれた。
「僕はいつも世の中の 『ダーク・サイド』 に惹かれていたんだ。別に暗い子供だったわけじゃないんだけど、小さい頃はよく墓場を散歩してたんだ。そして、考え事をしたりしてた。ダーク・サイドに魅力を感じてたし、ファッションではヴァンパイアが素敵だと思ってたんだ。」
彼がこのEPを(彼の故郷ルーマニアにルーツを持つ)ドラキュラへの敬意を払ったタイトルに決定したのとほぼ同じくして、Daily Telegraph紙が 「ヴァンパイア・ルック」 が今シーズン流行のメイクになると唱え、アメリカの Esquire Magazine はヴァンパイア・ファッションについての記事を掲載した。
Esquire の記者である Stephen Marche はヴァンパイアについてこのように語っている。
「ヴァンパイアはポップ・カルチャーさえ圧倒してしまう力を持っているよ。だって若いストレートの女性達はゲイの男性とセックスをしたいと思っている位だからね。もちろん全員が全員ってわけじゃないよ?だけど、多くの女性がそう思ってるはずだと思う。」
The Model はこの意見の一部に同意している。
「多くのゲイの男性はすごくフェミニンな側面を持っているよね。だからストレートの女性が、昔ながらの男性的な価値観で生きてる男性より彼らに共感しやすいっていうのはすごく理解できるよ。個人的にはそのフェミニンな部分っていうのが性と性のギャップを埋める役割を果たしているんじゃないかなって思う。ストレートな男性がもっとフェミニンな部分に歩み寄れたら本当はそれが一番いいんだろうけどね。だからヴァンパイアは素敵な容姿や行動をするし、すごくミステリアスなんだ。女性は上品さやミステリアスな部分、そして、もちろん少し危険な男性っていうのに魅力を感じるものだと思う。だから、ヴァンパイア達はきっと魅力的だと思うんだよ。危険かつフェミニンであり、完璧な紳士。女性の一部はこれに魅力を感じるはずだよ。もちろんその他の女性はもっと男らしい男性が好きだろうけどね。それも別にいいことだよ。バランスが大事だからね。僕はヴァンパイアの衣装も持ってるんだ。だけど、ヴァンパイアの化粧はしたことないね。数年前に何度かパーティーで目の周りにメイクをしたことはあったけど、メイクに時間がかかりすぎるからやめたんだ。理由はそれだけなんだけどね。」
The Model "Vampire Funk EP" は DJ Hell の Gigolo Records から好評発売中。
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関連リンク
The Model Official Site
International Deejay Gigolo Records Official Site