international news _ 2006.11.30
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)
多才なドイツ人プロデューサー Oliver Huntemann が Skrufff とのインタビューに応え、そのミニマル、エレクトロ、テクノ…といった広いアプローチを持つプロデュース・ワークについて語ると共に、最近 Depeche Mode のリミックスを依頼され、非常に大きな喜びを感じたことについて語ってくれた。
「Mute Records のボス、Seth Holder に今年のラヴ・パレードで会ってね。彼から、僕の作品をよく耳にしていて、今ちょうど Depeche Mode の作品のリミキサーを探しているから、作品を何点か送って欲しいって言われたんだ」
「だから『選ばれるか分からないけど送ってみよう』と思いながら、アルバムを彼に送ったんだ。そうしたら、その2日後に彼から電話がかかってきて、『Depeche Mode のヒット曲の中から、君の好きな曲を一つ選んでくれ』って言われたのさ(笑)」
「まさに信じられない!って感じだったよ。その時はイビザにいたんだけど、彼らの曲は素晴らしいものばかりだから、選ぶのに5日間はかかったね。最終的には ‘Everything Counts’ を選んだよ。彼らを代表する曲だし、僕が若かった頃彼らのコンサートを観に行って、すごく印象に残ってるんだ。 Seth も OK してくれたしね」
今は30代という Oliver Huntemann は、’90年代前半にユニット Humate の一員としてキャリアをスタート。これまでに ’Kaycee’ や ’Dance Electric’ をはじめとする多くのトラックをリリースし、最近は H Man や Huntemann 名義でもでもリリースを重ね、20代のときよりもなお忙しい日々を送っている。また彼は最近、スタジオでの作業パターンを’90年代とは大きく変更し、月曜日から金曜日の規則正しい時間に行うようにしていると話した。
「スタジオに10〜11時に到着して、調子を見ながら5〜6時には終わらせるようにしてるんだ」
「昔はよくスタジオで徹夜して楽曲を作ってたんだけど、出来上がったものを聴くと仕上がりが最悪でね。ただ、普通の時間にスタジオで作業をした時の曲の仕上がりは良かったから、そのパターンを習慣付けるようにしたんだ。もう20代じゃないし、毎週末にはきまってクラブでプレイしてるからね。僕の人生にだって少しは規則ってものが必要なのさ」
Oliver Huntemann の 新作 EP ‘German Beauty’ は Confused Records から発売中
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