international news _ 2006.11.28
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)
セルビア随一の規模を誇るフェスティヴァル Exit Festival のオーガナイザーが、来年も7月12日から15日にかけてノヴィ・サドの要塞都市 ペトロヴァラディン においてイベントを開催することを明らかにした。
3日間にわたって行われる東欧最大級のこのフェスティヴァルには、旧ユーゴスラビアであるクロアチアや、ボスニア、スロベニアをはじめ、各国から何万という参加者を集め、昨年はチケット販売数が限られていたにも関わらず、イギリスからは3千人以上が参加した。
「ここ数週間の間にチケットの販売を開始する予定です。遅くともNYE の前には必ず」ディレクターの Ivan Milivojev はこう続ける。「間もなく第一弾のヘッドライナーを発表しますが、イベントが回数を重ねるごとにラインナップの質を上げているという事実の通り、今年も去年よりさらに豪華なラインナップを期待してもらって結構です。しかも今年は、 Exit の開催前にも数回ほど大きなイベントの開催を予定しています」
来年のフェスティヴァルでは、イベント史上初セルビアの財務省からの経済支援を受けることが明らかにされており、政府は先週、費用のおよそ10%である3千万ディーナールを“セルビアのイメージを変えるためにベストな方法であり、国家とって重要なプロジェクト”である Exit に寄付することをアナウンスしている。
また、 Exit のジェネラル・マネージャー Bojan Boskovic によると、今年はイベントを開始して初めて、まとまった収益が見込めそうとのこと。イベントを通して上がった利益は、地元セルビアの事業に還元していく予定だという。
「イベントから生まれた利益を社会に分配するための財団を創立したいと思っているんです」
「そもそも Exit Festival を始めたのも、セルビアをすべての人にとって住みやすい場所にすることが目的でした。ですから、これからもその目的に向かって突き進んでいくつもりです。私たちは今、Exit 財団を設立するという段階にあるのです」
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