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Atmoizer

international news _ 2005.11.30

NagNagNag - ブレイクスはやらない

Text by Jonty Skrufff (skrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)

NagNagNag の オーガナイザー Fil OK が Skrufff とのインタビューに応え、同パーティーのハウス・バンド Atomizer のニュー・シングル "Zero Zero" が、明らかにブレイクス系のグルーヴを持ったトラックであるという意見に反論すると共に、バンド・メンバーでありヴォーカルを務める Jonny Slut の不参加には意味があったと語った。

「サウンドの定義はしないで、自然の成り行きに任せているんだ。ただ、Nag Nag Nag のイベントにインスパイアされたフロア向けのサウンドであることは確かだね」

「Jonny 件に関しては、巨額の賄賂が必要だったよ…というのはウソで、これも自然の成り行き。このトラックは典型的な"歌" ではないのさ」

また、B-side に収録された "There's no money on the underground" は、NagNagNag の大成功によって大金持ちになった彼らを皮肉ったトラックなのか?という質問に関しては、「まさか、冗談だろ?」としゃべった。

「稼いだ金は全部バンドにつぎ込んだんだ。レコーディングもパッケージングも全部自分たちでお金を出したんだ。だから Robbie Williams と同じように、800万ポンドのヨットなんて持てないのさ」

ただ、デュオの好みであるメイク・アップや、ラバー・マスクにつぎ込んだ相当の額に関しては、すでに支払いが済んでいると認めた。

「だいたい、呆然とした顔かビッグ・スマイルのどちらかで迎えられるんだ。でも一般的に、ドレス・アップに対する理解は広まって来ていると思うよ。特に海外ではね。僕らって、子供や男の人、特にロシアやトルコなんかでは禁止されていることをやってるんだなって思うよ」

「海外ツアーで一番印象深かったのは東京かな。セルリアン・タワーっていうホテルの最上階に泊めてもらったんだけど、部屋には最新設備がすべて整っていてね。ホテルにステイしてそういった設備を使いまくるか、それともクレイジーな町をふらつくか迷った結果、2 日間不眠で両方達成することを選んだんだ」

最低だったのは、エンジニアがサウンドシステムを調整するためにステージ上で20分も待たされ、お客さんが 200 人から 20 人に減っていくのを目の当たりにしたニューヨークでのギグか、ストックホルムだと言う。

「クレイジーなガールズ・バンド Cobra Killer が僕らの前にプレイしていて、シャンパンをアンプにかけてぶっ壊してしまったのさ。あれは素晴らしいギグだったな。ありがとなって感じだよ」

Atomizer の "Zero Zero" は1月に NagNagNag Records から発売

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