international news _ 2005.11.25
Text by Jonty Skrufff (skrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)
UK のエレクトロ・ロック デュオ Coburn が、彼らのニュー・ヒット・シングル "We Interrupt This Programme" についてのインタビューに応え、急速な知名度の上昇によって、予想外に抱えることになった問題について明らかにした。
「信じられないよ。Paris Hilton の香水のラウンチ・パーティーで DJ するオファーを受けたんだ」Pete Martin はSkrufff に語った。「バービー人形がインスピレーションだなんて戯言を吐く、頭が空っぽで甘やかされたボンボン女のパーティーになんて出席するべきじゃないよ。一体僕たちは何を考えてたんだ??」
このように歯に衣着せない彼だったが、Citroen の TV コマーシャルに楽曲を提供したことに関しては、「結構すんなりと認められたんだ。ただ、マクドナルドや毛皮関連、それにローマ法王とブッシュのリタイア・パーティーに関しては一線を引くけどね」と答えた。
話し変わって、Pete のパートナー 、元サイケ・トランスのスター Tim Healey は、最近 e-bay などで古いトランスのレコードを売りさばきながらも、多くのフェスティヴァルから出演依頼を受けていると話した。
「ここ1・2年の間にブラジルとか日本のトランス・イベントで何回かプレイしたよ。ブラジルでは特にすごいよ。常に 12000 人以上のオーディエンスの前でプレイしているんだ。でもトランスはプレイしていないし、BPM だって 130 以下なんだ。メイン・ステージでも、最後の方にプレイするから、クラウドはすごい勢いで盛り上がっているしね」
このように語る Tim と同じく、Pete も最近のクラブ・カルチャーに対して前向きな意見を述べ、「音楽的に開花した時代になってきた」と話した。
「僕たちはずっと前からロックとダンスの融合を続けてきたけど、みんなが注目し始めたのはここ最近のことだよ。Tim は Turnmills で "Rock Da World" っていうイベントを数年続けていて、エレクトロ・ハウスやブレイクス、インディー・ロックのミクスチャー・サウンドをプッシュし続けているんだから」
「こういったミクスチャーが一般的になったのが、果たして Soulwax や 2 many DJs 、LCD Soundsystem といった有名なバンドの影響によるものなのか、それともただ単に人々が今の音楽業界に飽きてしまったからなのかは分からないけどね」
Desyn Masiello "Balance008" にも収録された "We Interrupt This Programme" は Data Records からリリース中
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レビュー:DESYN MASIELLO / BALANCE 008 (2005/11/15)
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