international news _ JONTY SKRUFFF _ 2005.11.17
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)
ホットなパリジャン・デュオ Justice が、最近行われた調査によって出された "10人中9人のフランス人が石鹸を嫌い、25人中一人が実際にシャワーを浴びない" という結果を事実だと認め、今後Brazilへのミニ・ツアーが予定されているにも関わらず、"風呂に入らない習慣" を断固として貫き通すつもりだと話した。
「残念ながら、今回のブラジル・ツアーは、年一回のセーヌ川への入浴のちょうど前なんだ」
「石鹸は体に悪いから、僕たちは灰と砂、それに豚脂をブレンドしたものを使って体を洗ってるんだ。そのほうが全然いいんだよ。動物的な香りに否応無しに引きつけられるみたいだしね」
こう話すGaspard と Xavier がJustice を結成したのは2003年、あるパーティーでGaspardが女の子の髪の毛にビールを吐いているのをXavierが目撃したのが結成のきっかけだという。しかし、二人によると、近年では女性に対する態度は以前と比べて非常によくなったと言うことだ。
「アパートに閉じこもるようになって2年になるからね。恋愛なんてものは忘れてしまったんだ」
「だからブラジルの女の子に夢中になってしまうのも時間の問題かもね。フランスの女の子って、すごく見栄っ張りだし、偉そうなんだ。ただ、そこがカワイイところでもあるんだけどね」
二人は、サンパウロの ampgalaxy club 、そしてリオ・デ・ジャネイロの Dama de Ferro においてマネージャーのPedro Winter (DJ&プロデューサー、Daft Punk のマネージャーでもある) と一緒にプレイすることが決定しており、二つのショーを特別なものに出来るよう、準備を進めていると約束した。
音楽的には、彼ら独自のカラーであるダーティーで不規則なエクスペリメンタル・ハウスをベースに、もちろん International DeeJay Gigolos からリリースされた彼らのデビュー・シングルであり、エレクトロクラッシュ・シーンのアンセムとなったトラック "Never Be Alone" もプレイしてくれることだろう。最も、彼ら自身エレクトロクラッシュには、あまり興味がないようだが…
「エレクトロクラッシュに興味を持ったことは一度もないんだ。このシーンと僕らがリンクしたのは全くの偶然であって、僕らには実際、この言葉がどんな意味なのかも分からないんだ。ただ、DJ Hell が通常彼がリリースしている音楽とは一味違う僕らの音楽に興味を持ってたのはラッキーだったね」
「Justice の音は、"Chic の Bernard Edwards がSlayer のメンバーにいじめられてる様な音" って表現される方が嬉しいな。こういう表現の方が、僕らがつくりたい音 - ファンキーでダサいヒドい音を的確に表していると思うんだ」
Justice は11月25日(金)にリオ・デ・ジャネイロの Dama de Ferro 、26日(土)に、サンパウロの ampgalaxy でプレイ予定。その直前の19日(土)には、Bugged Out のパーティーでRiton 、James Holden 、Nathan Fake と共にプレイする。
Jonty Skrufff (Skrufff.com)