international news _ Jonty Skrufff _ 2004.11.26
イギリスBBC放送が先週報じたところによると、ロシアの南部に位置する街 ベルゴロド市(Belgorod) の当局が、地元のDJたちに道徳的で折り目正しい音楽のみをプレイするよう強制する新しい規則を導入した模様だ。
BBCによると、ベルゴロドの市議会議員たちは地元ディスコの存在を「社会への脅威となり得る存在」かつ「ドラッグと酒と放蕩の温床」であると結論付け、なんと全てのDJに民族音楽やクラシック音楽をプレイするように義務付けたとのこと。しかも、全てのクラブは10時には閉店しなければならず、また全てのDJはソヴィエトの文化に対しての勉強をやり直しすることが求められ、一定の資格がないとDJのライセンスが受けられないという。
昨年末には、モスクワ当局が「市内の地下鉄で抱擁ならびにキスをすることを禁止する」という、これまた想像力を働かせた「アンチ放蕩系」の大キャンペーンを張ったのだが、それから1年というタイミングでこの新たな締め付けが行われたという事実は非常に興味深い。(Jonty Skrufff / Skrufff.com)
Jonty Skrufff プロフィール
いかにもロシアらしい動きといえば動きだが、当のDJたちはたまったものではないだろう。日本で言うと、民謡を爆音でプレイするわけだから…。とにかく
しばらくロシアで"French Kiss"をプレイするのは控えたほうがよさそうだ。(HigherFrequency)
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