HigterFrequency DOMESTIC NEWS

ENGLISH OVERSEAS NEWS

soma

international news_2009.05.14

新型インフルエンザによりメキシコのクラブが営業停止に

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Shogo Yuzen

新型インフルエンザの伝染の予防策として、政府が人の集まる場を一時的に閉鎖し始めたことにより、メキシコシティの70%のクラブが5月5日まで営業停止となっていた。(5/1時点)

「レストラン、バー、あらゆる形のエンターテイメントが規制されているよ」
メキシコはエル・パソの領事である、Roberto Rodriguez Hernandez は、ラジオ局 Voice Of America にそう語った。

さらにUKの外務省は公式にオンライン上の旅行に関する注意事項にて 「現地からのアドバイス」 に従うよう国民に呼びかけた。そこにはこのような事柄が書かれている。

「メキシコの保険事務局から人ごみを避ける事、挨拶として握手することやキスをすることを避けるようにと勧告されている。」
「人から最低6フィートの距離を保つことや、頻繁に手を洗うことにより感染を予防することができる。」

UKのテクノ・プロデューサー Henry Cullen (またの名を D.A.V.E. The Drummer) は先週インフルエンザの流行と共にメキシコから帰国した。その際、ダラスの空港で飛行機を乗り換えた時に彼はマスクをしている人も見なければ、注意を呼びかけるポスターもそれほど見なかったと言う。月曜日(4/27) の Skrufff とのインタビューで彼はこう語った。

「もちろんその時と今では違うと思うよ。アメリカって国はそんなに大げさにすぐに対処しないからね。今となってはアメリカでもみんなが変なマスクを付けているんだろうけど、今までで死んだ人はみんなメキシコ人だろ?それってどういうことだと思う?多分健康状態だと思うんだよね。金持ちは生き延びるけど、貧乏人は死んでしまうってこと?多分ね。」

無感応で有名な Ryan Air の行政長官 Michael O’Leary もインフルエンザの流行に大して、彼と同じような意見を持っており、過敏になっている人々に対し疑問を抱いている。

「多分これはアジアやメキシコのスラムに住んでいるような人にとってだけの惨劇なんじゃないかと思うよ。だって、エジンバラから新婚旅行でメキシコに行った夫婦が死ぬかい?それはないだろ。Strepsils (咳止め薬) でも飲んでれば治るんだよ。」 と彼は笑いながら語った。

Guadian 紙のコラムニストである Simon Jenkins も90年代の狂牛病や SARS のようにメディアやこの流行を商業的に利用し、「パニックを煽っている」 人々のせいで、必要以上に事が大きくなっていると考えている。

「インフルエンザにかかって人が死ぬなんて言うのはいつだって起きてることだよ。特にちゃんと医療的処置がなされなければね。 保険に携わってる公務員や医薬品の会社は人々の恐怖を煽ることによって利益を得ようとしているだけなんだよ。これだけ大げさに騒いでるけど、イギリス人の健康が危ぶまれる可能性は低いと思う。けど、それをニュースが伝えてしまったら新聞や薬は売れないし、WHO (世界保険機関) の予算が正当化されなくなるからね。」

Times 紙のコラムニスト Chris Ayres は週末に Mexico City を訪れた結果、人とは握手をするべきではないという勧告について彼の考えを語った。

「色んな意味でこの新しい交流方法は潔癖性の人の夢を叶えただけだろうね。今は殺菌剤を持ち歩いてても、普段からゴム手袋をしてても、人に近寄ることを拒んだってそれが正当化されるんだからさ?」

関連リンク