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Ed Banger VS Tommie Sunshine

international news _ 2007.05.11

Ed Banger VS Tommie Sunshine - フレンチハウス対決

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Terumi Tsuji

Daft Punk や Justice のマネージャーを務める Pedro Winter は、今週 Guardian 誌のインタビューで「全てのフランス人アーティストは Daft Punk の影響を受けている」と語ると共に、彼が主宰するエッジーなエレクトリック・レーベル Ed Banger Record について次のようにコメントしている。

「Ed Banger Record は、メインストリーム・ダンスミュージックの影響が大きいよ。ビックネームDJが回す退屈なサウンドには飽き飽きしていたし、楽しくてハッピーなダンス・ミュージックを取り戻す時が来たと思ってレーベルを立ち上げたのさ」

また彼は、Village Voice 誌に「Ed Banger の所属アーティストは、エレクトリック・サウンドにヒップホップやロックのテイストを取り入れており、それが世間に受けている」と話している。

「僕らのサウンドは、エレクトロとロックを混ぜ合わせただけのエレクトロクラッシュとは違って、様々なジャンルを取り入れたサウンドなんだ。ピッツアに例えるなら、エレクトロクラッシュはトッピングが2つしかないプレーン・ピッツア。それに比べ僕たちのピッツアは、トッピングたっぷりのキング・ピッツアさ」

一方、エレクトロクラッシュのパイオニア Tommie Sunshine は、オーストラリアの 3D World 誌のインタビューで Ed Banger や Justice など特定のアーティストの名前こそ出してはいないものの、今流行のグリッジーなハウス・ミュージックを痛烈に批判した。

「ピアノの旋律を取り入れた‘ちゃんとした’ハウス・ミュージックの時代が来るだろうね。今は‘ノイジー=クール’みたいな風潮だけど、僕にとってあんな音は単なるウルサい機械音にしか聴こえないよ」

「みんな歌モノに戻る日が来るはずさ。耳障りなノイズ音じゃなく、メロディアスなサウンドにね。僕がダンスミュージックにハマったのも、美しいハウス・ミュージックに出会ったからなんだ。正当なハウス・ミュージックとは、コンピューターのサウンドに頼りすぎない、きちんとした曲のことを言うのさ」

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