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Ministry of Sound

international news _ 2007.05.10

Ministry of Sound が爆弾テロの標的に

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Terumi Tsuji

ロンドンの人気クラブ Ministry of Sound 等をターゲットにした爆弾テロを企てたとして、今週イスラム過激派グループ5名に終身刑の判決が下された。

イギリス秘密情報局 MI5 は、かねてからテロ・グループの1人 Jawad Akbar (23) の自宅に盗聴機を仕掛けており、首謀者とみられる Omar Khyam に Akbar が「600kgの肥料爆弾を使い、全てを破壊するべきだ」と提案した会話が確認されている。また、'04年2月に録音された会話の中で Akbar は「未経験でも雇って貰えるような場所を狙うのはどうだい?例えば、ロンドンのデカいクラブなんか良いんじゃないか?クラブのように遊び好きが集まる場所なら『無実の人を殺した』と責められはしないだろ」と語っていたと報じられている(BBC)

今回のテロ未遂に関し、Ministry のジェネラル・マネージャー Gary Smart は公判中このように語った。

「当クラブは'91年のオープン以来、150万人以上のお客様が遊びに来てくれており、万が一うちのクラブで爆弾テロが起こったらクラブ業界は大騒ぎとなるでしょう」

「Ministry of Sound のように密閉された場所がテロリストに襲われた場合、多くの人が逃げ場を失い大変な惨劇になることが予想されます。建物が破壊されるだけではなく、多くの人が大怪我をし、また死者も多数出るでしょう」

ロンドン警察は Akbar の会話を盗聴した後すぐにテロ・グループ全員を逮捕したものの、Bill Tillbrook 警視長は「ナイトクラブは未だイスラム過激派の格好のターゲットだ」と警告する。彼は法律雑誌 Janes Magazine '05年1月号に次のようにコメントしている。

「土曜のナイトクラブには、欲望の塊とも言える若者が2000人以上集まるんです。爆弾テロを企てるには最高の標的だと思いませんか?」

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