international news _ 2007.05.09
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)
先日、ニューヨーク警察によって Pacha が営業停止に追いやられた。この警察からの命令は、クラブに侵入した私服警察がクラブ内において薬物の販売を確認し、ドアスタッフとの喧嘩に巻き込まれたことから発せられたという。
Pacha の弁護士は警察側の主張を否定し、今回の営業停施行はやり過ぎだと批判した。
「私たちはクラブ内でこのようなことが起こっているとは全く知りませんでした。それに、クラブのスタッフも事件とは全く関わりがありません」彼は Village Voice に対し話を続けた。「警察がクラブを営業停止にする前に、被害者が何の情報も得られないのは、非常に不運なことです。それに、そこには何の証拠も無く、ただ警察の主張ベースで物事が決定してしまうのです」
一方で、Pacha のチーフ Eddir Dean は今回の事件を軽視して Skrufff に話した。「ニューヨーク警察とも直接会って、向こう側の考えも聞いたよ。だから来週にはビジネスを再開するんだ」
「先週末の Ferry Corsten と Eric Morillo の恒例ギグもすごく良かったよ」
今回 Pacha は、1920年代にニューヨークで立案された悪名高い”迷惑減少法”の下に営業停止となった。この法は ‘90年代後期 に クラブ・シーンに対し、言いなりにならないキャンペーンを施行した Rudolph Giuliani によって復活させられたものである。
厳格な市長であったことで知られる Giuliani は、来年共和党から大統領候補に出馬することが予想されているが、先日女装してテレビに出演したことで、大統領選を前により多くのメディアの注目を受けてしまったようだ。
「多くの人は彼のことをリーダー視していますし、タフな男だと思っています。それに、彼にはニューヨークを整備し、電車を時間通りに走らせるようにした人というイメージがあります。彼がまるで女の子のようにドレスアップした姿は、彼にとって不利なものになることは間違いないでしょう」サウスカロライナの Francis Marion 大学の政治学教授 Neal Thigpen は Associated Press に話した。
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