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Move!

international news _ 2006.05.18

シカゴ政府 - ハウス・ミュージックを歓迎

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)

イリノイ州の観光局も全面的にサポートしている、シカゴの新しいハウス・ミュージックの祭典 Move! が、 先日のニュースでお伝えしたとおり、7月22日〜23日の二日間に渡って行われる。ハウスの発祥地、シカゴで行われるこのフェスティヴァルには、Danny Tenaglia、Barbara Tucker、Derrick Carter、Frankie Knuckles 等のアーティストが出演することが決定している。

「ハウス・ミュージックの存在をその発祥の地で祝いたいと思います。踊ることを通して、クラブ・カルチャーと人々の間の理解を深め、その関係をより良いものにしたい。音楽という芸術にプラスになることをしたいと思います」フェスティヴァルのディレクター Randy Crumpton はこのように話した。

「このラインナップであれば、シカゴだけでなく世界中から人々が集まるでしょう」

このように都市にもバックアップされたこのイベントが開催されることは、現在リハビリ中であるアメリカのクラブ・シーンにとって、小さくはあるが、意義のある一歩と言えるだろう。また、シカゴ評議会では今から二年前、8月24日を Frankie Knuckles の日に制定しており、伸張された Jefferson Highway を Honorary Frankie Knuckles Way として新たに命名している。この通りはクラブ Adams、'80年代初期は Warehouse という名で栄えた伝説的なクラブが建っていた場所に面しており、その当時はまだ鬼のように厳しい当局から干渉も受けず、クラブ・シーンは大いに盛り上がっていた。

「人々が純粋に音楽を聴くことだけを目的にして出かけていた時代だってあったんだ」シカゴのレジェンド Farley Jackmaster Funk は、数年前の Skrufff とのインタビューでこのように語った。

「例えば、僕のクラブ (The Playground) と Frankie Knuckles のクラブは 『Juice Bar』って呼ばれていたんだ。というのも、この『Juice Bar』では、みんなジュースを飲んでいたのさ。アルコールやドラッグなんて必要なかった。人々はただ音を楽しんで、いい時間を過ごすために遊びに来ていたんだ」

Move! 2006 Chicago International House Music Festival はシカゴのノーザリー・アイランドにある Charter One Pavilion で開催。

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