international news _ 2006.05.16
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)
ディープ・ハウス界のスター Kenny 'Dope' Gonzalez が、Skrufff とのインタビューで、彼が新しくラウンチしたレア・ソウルのレーベル Kay Dee Records について話すと共に、彼自身 "Dope" というニック・ネームで呼ばれてはいるものの、ドラッグにはめったに手を出したことがないことを明らかにした。
「ドラッグなんてほとんどやったことがないよ。酒は飲むけど、ドラッグはやらない。興味が無いんだ」
「若い時の経験が影響しているんだろうね。僕の叔父はドラッグのせいで若くして亡くなったんだ。彼は素晴しいミュージシャンだったのに、ドラッグ中毒でね。刑務所に入っては出てを繰り返していたんだ。僕が10〜11歳の頃に、叔父のそんな様子を見ていてね。そして僕が17歳になると、彼は僕のものを盗むようになったんだ。どのようにしてドラッグが彼をダメにしてしまったのか目の当たりにしたのさ。本来はすごくいい叔父だったのにね」
今でこそプロデューサー/ DJ として大成功している彼も、10代の頃は、ブルックリン近くの町で、ギャングが横行していたことでも知られる Sunset Park に住んでおり、たくさんの友人がドラッグに溺れていくのを見てきたという。
「音楽を楽しむためには、ハイにならなきゃいけないって思っている人がたくさんいるけど、それは違うと思うよ。ドラッグをやらない僕が今までにたくさんのミュージシャンと、何百っていうトラックをつくってきたんだ。もちろん少しは飲むけど、状況が分からなくなるまで飲んだりはしないからね」
Kay Dee Records は貴重なファンク〜レア・グルーヴの再発盤をリリースすることにフォーカスした、Kenny とスコットランド出身のレジェンド Keb Darge 主宰による レーベル。詳しい情報はこちら。