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international news_2010.03.16

映画 「Tron : Legacy」 に Daft Punk が参加

Text by Higher Frequency

フレンチ・エレクトロ・シーンの大御所 Daft Punk が、近日公開されるディズニー映画 「Tron : Legacy」 のショート・トレーラーに参加していることが明らかになった。

アラフォー世代の人たちであれば誰もが衝撃を受けたはずの 1982年公開の 「Tron」。当時、世界初のコンピューターグラフィックスを全面にフィーチャーした画期的な試みとして全世界で大ヒットしたこの映画が、約20年の時を超えてリメイク、そのサントラを Daft Punk が手がけることが発表され、音楽シーン、映画シーンの両方面で話題を呼んでいる。昨年の春、Daft Punk 自身がその可能性について言及して以来、この話は既にネット上で噂になっていたが、今回、そのトレーラー映像と共に正式な発表となった模様だ。





このトレーラーで聴かれるバックトラック自体は、今回の映画の世界観でもあるダークで狂気に満ちたバーチャルワールドというコンセプトに相応しく、陰鬱でサスペンス調な雰囲気たっぷり。いつもの Daft Punk サウンドをイメージしていた人は、少々拍子抜けしてしまうかもしれない。かく言う、アラフォー世代の筆者も、「コンピューター・グラフィックス映画の祖先」 と 「フレンチ・エレクトロの大御所」 という絶妙な掛け合わせに心躍らせ、ピコピコ、ブリブリなエレクトロ・ワールド満開を期待しつつリンクをクリックしたのだが、この映像を見る限り、普通のハリウッド映画のトレーラーと特段変わらない、というのが正直な印象であった。

これは、恐らくは、プロモーション上の戦略なども絡んでいると思われ、今後、公開が近づくにつれて、Daft Punk の新曲の発表などが順次行なわれていく手はずになっているのだろう。

実は、この Tron のオリジナルには、悲願のアカデミー主演男優賞を今年ようやく獲得した Jeff Bridges が主演している。 「Jeff 本人のカメオ出演もあるのでは?」 という噂もまことしやかに囁かれる中、アメリカでの公開は今年の年末あたりに予定されているようだ。 日本での公開は恐らく2011年になるのだろうか。乞うご期待!



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