international news_2008.03.03
Text by H.Nakamura (HigherFrequency)
中東シリアのダマスカスで、欧米のDJとして初となるツアーを行う予定にしていた Marco V が、彼の殺害を予告するメッセージがインターネット上に掲載されたり、同様のメールがマネジメントに送り付けられたりしたことを受けて、そのツアーをキャンセルすることを明らかにした。
オランダとシリアのプロモーターの間で協議を繰り返した結果、今回のツアーを敢行することは、あまりに危険であるとの判断が下されたようだ。
この件について Marco は、「いろんなコメントがネットの掲示板に書き込まれ、その殆どはポジティブなものだったんだけど、中にはよくないものも幾つかあった。でも、今回僕らが受け取ったような"殺害予告"みたいなものはこれまではなかったんだ。その結果、今回のツアーを行うことが不可能になったことに、とても憤りを覚えている。僕にとっても、また、シリアにとっても初めてのことだったんだからね。いつか、シリアの状況が、ぼくたちのような欧米のDJが安心して訪れることができるようになればいいな、と願いばかりだよ」とコメントしている。
また、Marco のマネージャーである Anna Knaup も「あらゆる危険性を慎重に検討した結果、今回のツアーをキャンセルするしか方法はないだろうとの結論に至りました。Marco の言うとおり、今回のツアーはシリアにとっても歴史的なイベントになるはずだっただけに、とても残念です」と遺憾の意を表明している。
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