international news _ 2007.03.19
Pacha がブラジルにオープン
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Terumi Tsuji
世界的な人気を誇るクラブ Pacha のニュー・カマー、Pacha Sao Paulo のオーナー Leo Sanchez は Skrufff とのインタビューで、先日オープンした８，０００人キャパのメガ・クラブについて語ると共に、 「サンパウロはライバル都市リオデジャネイロに比べファッショナブルな街」 だと話した。
「サンパウロの人は都会的で、スタイリッシュな生活を送ってるよ」と彼は主張する。「それに比べ、リオデジャネイロの人達は、ハワイアン・サンダルに短パンといったラフな恰好で、ビーチライフを楽しんでるんだ」
リオやロンドンのセレブ御用達のカリスマ・スタイリスト Neandro も、 Leo と同意見なようだ。
「リオっ子はセクシーな昼間のビーチパーティーを好むけれど、サンパウロの人達はクールなナイトライフ派で、ロンドンに近い感じね」
「ブラジル人はみんなクレイジーよ。でもパウリスタ（サンパウロの人達）はとても洗練されてるわ」
また、リオのクラブ Dama de Ferro のプロモーター Eduardo も、同じように感じる部分があるという。
「確かにオレたちの街にはビーチがあるし、気が向いたらいつでも遊びに行くね。サンダルや短パンも履くけれど、ちゃんとスーツを着る時もあるよ。オレたちは着たい服を着たい時に着てるだけなんだ。だから昼間にビーチに行って、夜クラブに行きたくなったらそのままの恰好で行くこともあるよ。オレたちは見た目を気にするより、パーティーを楽しみたいだけなんだ」
彼はさらにこう続ける。
「リオの人たちはパウリスタのように気取ってないし、自意識過剰じゃないんだ。パーティーで楽しい時間を過ごすことが一番大切だから、外見にはそれ程こだわらないのさ。といってもこれはどちらかというと小さなアンダーグラウンドなクラブでの話で、ビッククラブではまた話は別だけどね。ただ個人的に、サンパウロの人はもう少し肩の力を抜いて、人生を楽しむべきだと思うよ」
「リオとサンパウロの間では、変なライバル意識があるんだ。といっても全然シリアスなモノじゃないけどね。言ってもオレたちはブラジル人だぜ。みんなセクシーで陽気なクレイジー・パーティー・ピープルさ！」
Pacha Sao Paulo のオーナー Leo は、ビーチ・リゾート Maresisas にある老舗スーパー・クラブ Sirena を１３年間経営しているが、今回の Pacha とのリンクは非常に重要だという。
「ほとんどの南米人は、外国ブランドに対する憧れがとても強く、外国製品の方が優れてるって思ってしまう傾向があるんだ。 Sirena での経験を活かしながら、 Pacha のように世界的に有名なクラブとタイアップすれば、リスクを最小限に押さえることが出来るからね」
Pacha Sao Paulo は８，０００人まで収容出来る大バコだが、小規模なイベントにも対応可能で、また土曜の朝（金曜の晩）は朝９時まで、そして日曜の朝（土曜の晩）は朝１１時までオープンしているという。 「Pacha Sao Paulo は観光客はもちろん、サンパウロに住む外国人に人気が出ると思う」 と Leo は話しており、またサンパウロ行きを考えている人達にはこのようにアドバイスをしている。
「犯罪率が高いからといってブラジル行きを止めないで欲しい。サンパウロも他の都市と一緒で、安全なエリアで身の回り気をつけながら遊んでいれば大丈夫さ。１３年間多くのアーティストやDJをゲストに迎えているけど、プロフェッショナルな方法でケアしているから、一度も危険な目に遭ったことはないよ」
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