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Paul Van Dyk

international news _ 2006.03.29

Paul Van Dyk - 「今あるトランスのうち95%はつまらない音楽」

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Yoshiharu Kobayashi(HigherFrequency)

イギリスの新進気鋭のトランスDJ Gareth Emery が「今あるトランスのうち95%は聴いてもいられない」と発言したのが、今週の3D World に掲載されたのを受けて、ドイツが誇るトランスのスーパースターDJ Paul Van Dyk は、「Gareth の言っていることは最もだ」と擁護した。

トランスだけでなく、Chris Liebing のようなテクノや Adam Freeland のようなブレイクスも回していきたいという Paul Van Dyk であるが、「僕はこれと同じことをここ10年間言い続けてきたつもりだよ」と語っている。「つまり、それって僕が強調し続けてきた 『ソングライティングが何より重要だ』 という考えに繋がるんだ」

「メロディやサウンド、ヴォーカルといった音楽的な要素をいかに組み合わせるかが、ソングライティングにおいて重要なんだ。どこかで聴いたことのあるパートを組み合わせただけの曲なんて面白くないだろう」

「Paul Van Dyk のサポートには勇気付けられたよ」と、今週 Gareth は Skrufff に語ってくれた。「10秒も聴いたら大体どんな感じか分かってしまう曲というのがあるだろう。本当ならこれまで聴いたことのない曲を作らなくてはいけないのに、ただ他のレコードの真似をしているだけの曲のことさ。そういうのは本当につまらないと思うんだよね。」

また、彼は自分の発言が世界中のBBSで議論の対象となっているのが嬉しいと言う。

「読んでて嫌になるようなコメントというのはほとんどなかったね。『なんて嫌なやつなんだ・・・』という書き込みは見たけど、思ったとおりのことを言って嫌なやつと思われるのなら、それはもう仕方ないことだよね。それは僕の責任さ。」

「もし僕の発言について一人の大人として討論をしたいと言う人がいたら、いつだって応じるよ。僕のギグに来て、話しかけてくれればいい。BBSでごちゃごちゃ言ってないで、実際にクラブまで来て話す勇気がある人は大歓迎だね。」

Jonty Skrufff (JontySkrufff.com)

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