international news _ 2006.03.16
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Yoshiharu Kobayashi (HigherFrequency)
昨年初の開催となり、今年も5月11日から13日までの3日間に渡ってロンドンで開催されることが決定しているミュージック・カンファレンス Encompass で、Soma、Warp、Compost、Tummy Touch など19のインディ・レーベルがショーケースを開くことが発表された。
大成功を収めた昨年は、様々なジャンルのアーティストが集まることで有名なイースト・ロンドンにある Brick Laneで行われたが、今年は流行好きの人間の溜まり場とマスコミに揶揄されることもあるイースト・ロンドンの中心地 Hoxton での開催となることが決定している。
「あえて Hoxton を選んだんだ」と Encompass 主催者の Jon Terry は語る。
「Hoxton を悪く言うのは簡単さ。でも、イギリス中を見渡してみたところで、あそこほど色々なジャンル向けの会場があって、集まってくる人たちも前向きで、クリエイティブな雰囲気の流れているところはないね。何だかんだ言っても、やっぱり今は Hoxton がロンドンのアートの中心地なんだ」
リストバンドを買えば、夜は 93 Feet East、Cargo、Rhythm Factory、the End などのクラブで開催されるショーケースに入場することができ、13日の昼には Shoreditch Town Hall で音楽カルチャーやビジネスについて学ぶワークショップに参加することもできる。
「一晩につき500本のリストバンドを用意する予定さ。でも、それ以上は出さないつもりだよ」とJonは言う。
「何年か前に Hoxton で Hung, Drawn & Quartered という似たような趣旨のイベントがあったんだけど、いくつか問題があって上手くいかなかったんだ。こういうイベントを主宰するのは本当に難しいんだよ」
「Hung, Drawn & Quartered が失敗したのは、クラブごとの前売券を発売しなかったからなんだ。人気のあるクラブに入りきれないほどの人が集まって、他のクラブはガラガラという事態が起きてしまったのさ。でも、僕たちは同じ間違いを犯さないよ。Encompass では、みんな普段と同じくチケットを買ってクラブに行ける。それに加えて、ラッキーな500人がリストバンドを手に入れて全ての会場を回れるというわけさ」
イギリスの伝説的なグラフィック・アーティスト Richard Sen (aka Padded Cell) や、Dan Berkson、Petter、そして James Holden などがヘッドライナーとして決定している。その他のアクトも現在続々と決まっているので、詳細はオフィシャル・サイトを参照のこと。
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ニュース:ロンドンのミュージック・カンファレンス Encompass が今年も開催(2005/12/26)
パーティー・レポート:ENCOMPASS FESTIVAL, LONDON (30th April - 02 May, 2005)
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