international news _ 2006.03.10
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)
4年前に限定プロモとして世に発表された テクノ〜トランス〜アンビエントのパイオニア System 7のライブ・アルバム "System 7- Live Transmissions" が、4年の歳月を経て、ようやくリリースされることとなった。
今は無き新宿のリキッド・ルームにて、かの有名な(そして今は亡き)サウンド・エンジニア Shiroiro Ono によって録音され、'03年にリリースされたこのアルバムには、デュオの代表曲 Hangar 84 や、大ヒット・トラック Alpha Wave (同年に Richie Hawtin a.k.a. Plastikman にリミックスされ不朽の名作となった) などが含まれている。昨年のインタビューでフロントマン Steve Hillage はSkrufff に彼らが特に日本に対して、強いつながりを感じていると語った。
「音楽的に今僕たちはプログレッシヴ・ハウスとサイケ・トランスの中間という、ちょうどいい場所にいると思うんだ」
「イギリス以外で僕らの活動の中心となる場所は日本だね。日本のサイケ・トランス・シーンはかなり大きいんだ。僕らのギグをブッキングしてくれるプロモーターもシーンによく通じた人ばかりなんだ」
' 70年代にはサイケデリック・ロックのレジェンド Gong として名を馳せた Steve は、System 7 の音楽は常に DJ を意識して作られていると話したものの、彼らは断固としてミュージシャンとしての立場を保っていると話した。
「面白いダンス・ミュージックが作りたかったら、常にいいDJをチェックして、彼らがプレイする音楽にクラウドがどのように反応しているかを観察するべきだと思うんだ。僕たちはフォーク・シンガー / ソングライターじゃないんだ。部屋に閉じこもって曲を作るわけにはいかないのさ」
「僕らは本来ダンス・ミュージックの道徳をベースにした音楽をつくっているんだから、一番いい方法は、外に出ていいDJのプレイをみることなんだ」
「ライブ・ショーでもある程度これと似た様な空気感を味わうことが出来るよ。ハッピーなダンス・クラウドとコミュニケーションしてるわけだからね。もしクラウドが僕たちのしていることを理解してくれて、夢中になってくれたら、自分たちは正しいことをしてるって感じることが出来ると思うんだ」
System 7 - Live Transmissions は A Wave Records から4月17日に発売
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