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international news_2009.06.18

DJ Hell がウクライナの買春ツアーに反対

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Shogo Yuzen

先週、ウクライナの女性権利団体である FEMEN (『鉄の女』の意)が、"Ukraine Is Not A Brothel Program" (ウクライナは売春宿ではない)と呼ばれる運動を開始することを発表した。その記者会見で DJ Hell はウクライナの売買春に対し、反対の意を表すると共に FEMEN に加入することを発表した。

FEMEN のリーダーである Anna Hutsol と共に記者会見に出席した The Gigolo Records の社長は、ウクライナでの性産業に対する交付金が毎年倍になっている現状を語った。

「ウクライナの性産業の著しい発展は恐るべきレベルまでに達してしまった。ウクライナの通貨の下落、経済的混乱の緊張化、貧困層の増加、そして、旅費が下がったことなど様々な要素が重り、ウクライナでの『買春旅行』を増加させてしまった。」

この記者会見は、タイム誌が世界同時不況がもたらす性産業への影響を掲載した直後に開かれた。その記事によればタイやチェコなど昔から性産業が盛んな国でも不況の影響により性産業は低下しているという。チェコではプラハ以外の都市にある売春宿は過去12ヶ月のうちにほとんどが閉店に追いやられ、営業を行っている店でも10人から2人までスタッフを減らすなど、人員削減が行われているようだ。しかし、一方でウクライナは国の通貨が40%も安くなってしまったこともあり、さらなる 「買春旅行者」 を惹き付けるようになっている。

ウクライナの外交官である Yuri Lutsenko はこのように語る。
「この国はみるみる内に買春旅行の楽園になりつつある。」

またタイム誌によれば、ラスベガスでもビジネスマンが出費を抑えていることにより、売春宿では人員の削減が行われているという。アメリカでの買春の流行は、今年2月にニューヨークにて高額なエスコート・サービス会社を経営している Kristin Davis という女性がABCニュースにて、1時間に$2,000払ってでも彼女のエスコートをしたいという男性が9,800人も彼女の顧客リストに載っているという話をしたことにより、更に強調された。

彼女の常連の顧客の中にはアメリカ最大の商社の社長も含まれている。またウォール・ストリートで働く弁護士も 「完璧な服装でパーティーに一緒に来てくれる女性」 を探していると彼女に依頼し、彼女に$20,000の報酬を支払ったという。またニューヨークの大きな不動産関係者の一人は 「パンティーを履いてドアまで迎えに来てくれ欲しい」 という依頼をしたそうだ。(RawStory.com)

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