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international news_2009.06.08

ブードゥー・スター Drums Of Death の宗教観

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Shogo Yuzen

ブードゥー教に傾倒しているエレクトロの新星 Colin Bailey は、Skrufff とのインタビューで彼のもうひとつの活動形態である Drums Of Death について、そして14歳でヘビーメタルに出会った時、彼の中で『悪魔のようなゾンビ』が目覚めたことを語った。

「僕はとても信仰的な家庭に育ったんだ。カトリック教を強く信仰している家だった。これを聞いてみんな必要以上にびっくりするけど、僕は10代の始めの頃には聖職者になりたいと思ってたんだ。でも Metallica を聞くようになってからそういう気持ちはなくなったね。僕はすごくシャイで全てに怯えているような子だった。教会に行ってたころは、そこでたくさんの答えを見つけられた。僕は宗教に慰めを見つけたし、どんな疑問にもそこには納得のいく答えがあるってことに安心感を覚えてたんだ。でも、そういった自分の心地いい場所から飛び出したとき、僕の見ていない世界はもっと面白いってことに気づいたんだ。」

29歳の彼は Drums Of Death としての活動をたった1年前にはじめた。彼のデビューシングル、'Breathe' はすぐに成功を収め、Hot Chip のレーベルである Greco-Roman からのアルバムの契約が即決定した。また彼のライブでの顔面にペイントを塗ったゾンビのメイクが反響を呼び、アメリカでの大規模なツアーまでが決定した。

「普段の自分から一歩踏み出す時、僕は顔全体にメイクを塗るんだ。みんなに普通の人にはなってもらいたくないから、僕自身そうやって普通じゃない人間になるんだよ。ステージに上がるたびに中途半端なことはできないと思ってる。」

また彼は宗教的背景が今でも彼を動かす要因のひとつになっていると語った。

「情熱や依存を感じるんだ。僕みたいに何かを強く信じて育つと、その信じていた何かが消えてしまった時に拠り所がなくなるんだよ。僕にとってその拠り所は音楽だったんだ。僕はいいことがあった日には不可知論者(※「神」を否定はしないが、知性では認識できないものとする)だけど、悪いことがあった日には無神論者になるんだ。」

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